犬が早起きする理由
1.飼い主に知らせるため
「起きる時間だよ!」と飼い主に知らせるために犬は早起きをします。アラームの音が鳴ると飼い主が起きるということを知っているからです。
音が鳴ったら早く起きて知らせたいのです。日が昇る時間が近づいて外が明るくなってくると「そろそろだな…」とスタンバイするために早起きする犬もいます。
起きる時間を知らせるために早起きする犬には「起こしてくれてありがとう♡」と褒めてあげると喜びます。
2.お腹が空いたから
お腹が空き、早くご飯が食べたくて犬は早起きをします。外が明るくなると夜が明けたと判断し、ご飯を催促するために飼い主を起こします。
犬はあまりにも空腹の時間が長くなると胃液を吐くことがあります。白い泡のような胃液や黄色くツンとしたニオイのある胃液です。朝に胃液を吐くことがよくあるのであれば空腹が原因かもしれません。
胃液を吐くのが心配、朝早く起こされて困るという時はご飯の時間の見直しを検討してみると良いと思います。
3.お散歩に行きたいから
朝のお散歩が待ち遠しくて犬は早起きをします。飼い主が起きて散歩の準備を始めたら自分もすぐに出かけることができるようにスタンバイしているのです。
夜明けと同時に起きることもありますし、暗いうちに起きて窓の外が明るくなるのを確認するために早起きすることもあります。
愛犬に早く起こされて困る時は、シャッターを閉めて寝たり、遮光カーテンにすると良いです。部屋に光が入らないと「まだ夜だ」と勘違いして早起きしなくなることがあります。
4. 排泄したいから
排泄するために犬は早起きをします。寝る前にお水をたくさん飲んだ時、加齢で排泄の回数が増えた時に早起きになります。
トイレが汚れていると排泄できない犬は飼い主を起こしにやって来ます。朝早くの時もあれば夜中の時もあります。寝る前にトイレをキレイにしていても夜中に排泄をしてしまうと汚れてしまいます。
朝の排泄のために早く起こされて困る時は、トイレを2つ用意するなど対応すると良いと思います。
5.睡眠サイクルの乱れ
環境の変化や加齢によって睡眠サイクルが乱れる(変化する)と犬は早起きをします。
家族が増えた時、引っ越しをした時など環境の変化によってストレスを感じ、よく眠ることができないのです。
加齢が理由である時は、睡眠時間が変化することで飼い主より先に寝て先に起きるようになることがあります。
ストレスで眠れず早起きしてしまう時は、元気や食欲がない、お散歩を嫌がるようになるなども見られることがあります。
環境に慣れれば整う可能性があります。早起きが原因で体調を悪くした時は、飼い主さんの手で環境と体調を整えてあげてください。
犬の早起きは改善が必要?
早起きし、飼い主を起こすために吠えたり暴れたりするようであれば改善が必要です。近所迷惑になることも心配されますが、飼い主や家族のストレスにもなりかねません。
- 夕ご飯の時間を少し遅めにする
- 夕ご飯の量を増やす(一日の食事量は変えない)
- 寝る直前に排泄をさせる
- 夕方の散歩の時間を増やす
- 寝る前に遊びの時間を作る(体力が余っている様子である時)
このように対処することで改善される場合があります。
まとめ
犬が早起きする理由を5つ解説しました。
- 飼い主に知らせるため
- お腹が空いたから
- お散歩に行きたいから
- 排泄したいから
- 睡眠サイクルの乱れ
睡眠サイクルが乱れると犬も体調を崩しやすくなります。ストレスになると心を病んでしまうこともあります。
室内の温度や湿度を管理し、犬が快適に眠れる環境を作ることでも早起きは改善されます。早起きの原因を探るのが第一歩です。