犬を『甘やかしすぎる』と病気になる?4つの危険性やNGな理由を解説

犬を『甘やかしすぎる』と病気になる?4つの危険性やNGな理由を解説

かわいくてたまらない愛犬を、つい甘やかしたくなってしまう飼い主さんも多いと思います。しかし、甘やかしすぎることにはさまざまな危険性があるので、しっかりと覚えておいてください。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

1.吠えや噛みつきなど問題行動が増える

人の手に牙をむく犬

犬を甘やかすことで起こるトラブルやリスクとして、「問題行動が増える」ということが考えられます。

愛犬の要求のままに、何でも言うことを聞いてあげるということをくり返していると、犬は自分に主導権があると勘違いしてしまいます。

「自分の言うことは何でも聞いてもらえる」と思い込んで、さまざまな要求をするようになるだけでなく、要求が通らなかったときにより激しい「問題行動」を起こすようになるのです。

食べ物が欲しいときやかまって欲しい時に要求吠えをしたり、それで要求が通らなかったときに家の中のものを噛むなどいたずらをして気を引いたり、飼い主さん自身に噛みついたりして自分の要求が通るまでさまざまな行動を取ります。

そうした行動に飼い主さんが折れて、また言うことを聞いてしまうと、ますます「勘違い」が悪化します。それが日常的にくり返されることで悪循環が起こり、手に負えないほどの問題行動につながってしまうことも少なくありません。

2.わがままや反抗的な態度を取る

ソファの上で吠える犬

犬を甘やかすと希望や要求を通すために、さまざまな問題行動を起こすようになるだけでなく、飼い主さんの言うことを聞かなくなってしまうことが考えられます。

「自分の言うことは何でも聞いてもらえる」という思いから、「飼い主さんの言うことを聞く必要はない」と発展してしまい、日頃の生活やしつけの中でコミュニケーションがうまくいかなくなってしまうのです。

また、「厳しくするなんてかわいそう」という甘やかしの気持ちでしつけを行わない人もいます。

しかし、しつけを行うことは、人間社会の中で犬自身が楽しく快適に生きていくために必要なマナーやルールを教えてあげることです。

ルールを知らずに生活する犬は、部屋の中でいたずらや吠えをくり返したり、散歩中の他の犬や人と適切なコミュニケーションが取れなくなってしまいます。

決して厳しくする必要はありませんが、正しい行動を教えてあげるためのしつけは必ず行うようにしましょう。

3.分離不安になってしまう

窓の外を見るビーグル

愛犬のかわいさから常に一緒に行動するようにしたり、過剰にかまいすぎると「分離不安」を発症することがあります。

分離不安症とは、犬が飼い主さんと離れるときに強い不安やストレスを感じて心身に異常をきたす疾患のことで、さまざまな症状を引き起こします。

分離不安になっている犬が突然留守番をさせられると、飼い主さんが帰って来るまで声が枯れても吠え続けたり、不安を解消するために破壊行動を行ったりします。

また、わざとではなくトイレの粗相をしてしまったり、真っ赤になるまで手足を舐め続けたりすることもあります。

さらには、過度なストレスから嘔吐や下痢、脱毛、パニックなどの症状があらわれることも。

このような状態になってしまうと、飼い主さんもとても困ってしまうと思いますし、犬自身もつらいでしょう。

ひとりの時間を落ち着いて過ごせるように、存分にコミュニケーションを取りながらも、適度な距離を保って接する時間をつくることも大切です。

4.健康リスクが高まる

体重計に乗る犬の足

犬を甘やかすことは、健康上のリスクやトラブルを招くことにもつながります。

愛犬が欲しがるからといって、おやつや食事を与えすぎたり、人間用の食べものを与えてしまったりすることはよく見られますが、これを長年続けていると大変危険です。

カロリーや塩分、糖分などを過剰に摂取すれば、肥満になったり栄養の偏りから病気を招いたりします。

ダイエットの必要性を理解できない犬を、運動や食事制限で痩せさせることはむずかしいため、できるだけ太らせないようにすることがとても大切です。

また、「すぐに抱っこして欲しがるから」「歩きたがらないから」という理由で、ほとんど散歩をしない人もいるようですが、これも要注意!

適切な運動を行うことは、体重維持や筋力強化など健康維持のために大切なことなので、食事と合わせて飼い主さんが管理していかなければなりません。

まとめ

ハグされている笑顔の犬

大切な愛犬をかわいがることは当然のことですし、大きな愛情のもとで育った犬は健全な心身を持つ素晴らしい犬になるでしょう。

しかし、かわいがり方を間違えて甘やかしすぎてしまうと、大切にしているはずの愛犬につらい思いをさせる結果になったり、飼い主さんとの関係性が悪くなってしまったりします。

かわいい愛犬と楽しく暮らしていくために、過度な甘やかしは行わず、適切な愛情のかけ方を意識するようにしてくださいね。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    20代 男性 匿名

    要求に応え続ければ主導権を得たと思います。あくまで主導権は飼い主である事を飼い主自身もよく理解しておく事。理解してれば要求に応えたりしないはず。
    自分の言う事聞く奴に従いたくないのは人も犬も同じ。厳しくするのは可哀想、俺からしてみりゃなんも知らずに生きてる方が可哀想だわ。使役犬みたいにしろとは言わないけど最低限の躾トレーニングはするべき。出来ない犬は社会から偏見を受ける。飼い主がやらないせいで犬が苦しむ
    構い過ぎれば分離不安を起こすのはもう当たり前の事だと思います。犬だって一人になりたい時はありますし俺たちだって常に居れる訳じゃありません。構う時構い休む時休む、メリハリつければ犬だって理解します。出来ないなら出かける前に散歩して疲れさせるなり一人遊びにコング使うなり対策して下さい。ドックトレーナーが紹介してる動画があります
    愛犬が欲しがるからあたえるなんて病犬育ててるもんだ。肥満は万病の元、これは犬とて例外ではない。人の飯与えるのは俺からしてみりゃ毒盛ってるのと変わらない。人の飯は人のもの、犬には犬なりの飯があんだろ、大昔じゃあるまいし。今では人の飯より美味いフードあるし。散歩しなしゃ筋肉は腐っていく。使わなきゃ衰える、老犬なら尚更だ。それに散歩は逆に老犬の方が大事と言っていい、理由は刺激。簡単に言えば外でしか出来ない体験だ。刺激は脳を活性化させる。脳を使えば認知症を防げる。筋力維持健康維持、認知症予防と散歩するだけでメリットが3つもある、ただ外に出るだけで3つも。散歩がいかに重要か理解頂けたでしょうか
    厳しくする事と優しくする事が違うように可愛がる事と甘やかす事も違います。可愛がる余り甘やかす、人が陥りやすい事です。ある一定のとこで止めないと甘やかしにまっしぐら。
    俺のことになるが俺は昔厳し過ぎて愛犬を苦しめた、さらにその昔は甘やかしで殺しかけた。もう10年前の事だけど俺はそれ以来躾方を見直し厳しすぎず適正な躾方を構築しそれを続けている。初めは庭で、今では外の車道近くの公園で。外でやってるうちに近所の人からも評価される程までに成長しましたし一般には出来ないものまで覚えてきました。正直当時はこんなになるまで思わなかった。外でやるとも他人に評価させるとも思わなかった。どんな時、どんな場所でも従えるようにする事が躾、トレーニングの最終目標!俺はそこを目指す、最高の飼い主になる為に、俺を信頼してくれる愛犬の為に
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