里親を待っていたシーズーの子犬
ブリーダーさんではないのですが、長年シーズー犬を飼っていたお宅で、子犬が4匹生まれたそうです。生後2か月くらいまでは母犬と一緒に暮らしていました。
我が家で引き取った子犬は、4匹の中で(特に未熟児ではありませんが)一番身体が小さく、御飯を食べる量も少なかったみたいでした。離乳は問題なくできているようでしたが、4匹比べてみるとやはり身体が小さかったのです。
シーズーの子犬の里親になるまで
それから暫くして子犬の3匹は新しい里親さんに引き取られていったそうです。そして残ったのは身体が小さい1匹になりました。元の家ではいろんな事情で飼育できないので、ずっと行き先をあたっていたそうです。ですが、なかなか見つからず、このままではもしかしたら保険所行になるかもしれなかったのです。
もちろん、仮に保健所に収容されても直ぐに殺処分とはなりませんが、状況次第ではどうなるか分かりません。そこで、行き場がないならと我が家で引き取りました。それが15年前の事です。名前はパムと付けました。
里親として過ごしたシーズーとの思い出
その当時小型犬を飼うのは初めてでした。元の家では可愛がられていたようで人を怖がらず慣れているようでした。部屋の中では殆どフリーにしていたのですが、まだ排泄をペットシートにはできていなかったので時々マットの上などで排泄したりして多少手がかかりました。
しかしワクチンを打って外に出れるようになったら、排泄は散歩の時だけになりました。
身体が小さいので、なかなか食べる量が増えずに一日数回に分けて食べさせていました。そのおかげで、通常のシーズー犬と比べるとかなり身体は小さいですが大きな病気もせずに育っていったのです。
ただ、14歳過ぎた頃から心臓が悪くなり、毎日の投薬を1年半ほど続けましたが16歳になる前に亡くなってしまいました。
シーズーの保護犬を里親として迎える時の心構え
当時保護犬を迎えるのは初めての経験でした。成犬ではなく子犬だったので、すんなり我が家の雰囲気にも慣れて、あまり手はかからなかったです。
保護センターや保健所、ボランティア団体などが保護している犬達は殆どが成犬だと思います。子犬に比べて成犬は飼育が難しそうと言われたりします。育った環境が分からない場合もあったり、元の飼い主がどういう育て方をしていたかも分かりません。ただ、成犬は既にどういう性格かはっきり分かったりします。その性格を知れば各家庭の事情に合った犬達を見つけることができるかもしれません。
犬や猫を飼いたいと思ったら、一度保護センターや譲渡会などに足を向けてみてもいいのではないでしょうか。案外成犬の中で条件に合った犬が見つかるかもしれません。