犬が懐かない原因
気分や都合次第でお世話をする
気分や都合の良い時だけお世話をする人に、犬は懐きません。
おやつを見せないと自分のところには来てくれない、と嘆く人もいますよね。
気分や都合が良くなければお世話をしてくれない人に対して、犬は愛情を感じることができないのです。信頼することだってできません。
声が大きくて騒がしい
いきなり大きな声で話しかけたり、動作が大きいなど騒がしい人に犬は懐きません。「驚かされた」と感じてしまうからです。
そして残念ながら、声のボリュームや力の強さを上手く加減することができない幼い子供には、とくに懐かない傾向があります。
犬が好きで嬉しくて、つい大きな声を出して騒がしくしてしまうんですよね。
感情的に怒る
ストレスやイライラをぶつけるかのように、感情的に怒る人に犬は懐きません。
なぜそんなにも怒っているのか理解することができず、ただただ恐怖に感じてしまうからです。
気分が悪くイライラしている時、「構ってほしい」と愛犬がまとわりつくことに感情的に怒ってしまうことありませんか?
とにかくしつこい
しつこく体を触ったり、しつこく構おうとする人に犬は懐きません。
スキンシップやコミュニケーションにもメリハリが必要です。犬にだって少し飼い主や家族と離れて自分の時間をゆったりと過ごしたい気分の時があります。
遊びに誘う時も、一言声をかけてあげると良いです。構ってほしくない時は反応しません。
犬と仲良くなるための秘策
愛情を持って積極的にお世話をする
言葉は分からなくても感情は伝わります。愛情を持って積極的にお世話をしてあげることで犬と仲良くなることができます。
ごはんやおやつをくれる人よりも、お散歩や運動に連れて行ってくれる人に懐くのはそのためです。
どんなに積極的にお世話をしても、(めんどくさいな…だるいな…)という感情では、犬と仲良くなれませんのでご注意ください。
犬を「犬」として扱うこと
犬の本能や習性をよく理解し、犬を「犬」として扱うことができると、仲良くなれる近道になります。
良かれと思ってやってあげたことが、実は犬にとっては嫌なことであった、ということがあるからです。
大切にしているつもりでも、犬を「擬人化」していると、いつまで経っても仲良くなれないのです。
まずは犬をよく理解するために、犬種や歴史について調べたり、愛犬の性格や行動をよく観察してみると良いです。
「自分のことを知ってもらえた」と分かると嬉しいですよね。犬も同じなんです。
落ち着いて接すること
犬は声が大きくて騒がしい人が苦手なので、落ち着いて接することで仲良くなることができます。
神経質で敏感な性格の犬、怖がりな性格の犬であれば、褒めてあげる時も大袈裟にアクションする必要はありません。
「おりこうさん」と優しく声をかけて、頭を撫でてあげるだけでも十分に伝わります。
犬との距離感を大事にする
「柴距離」ってご存知ですか?飼い主や家族であっても人とあまりベタベタすることが好きではない犬との距離感を表現する言葉です。
柴犬の中に人との距離感を大事にする犬が多いことからこう呼ばれています。
仲良くなりたいからと急に距離を縮める必要はありません。仲良くなれるまでにかかる時間は犬それぞれ違います。
警戒心が強いほど時間がかかります。犬も人の様子を観察してしますから、放っておいた方が良い時、構ってあげるタイミングなど見極めが必要です。
まとめ
犬が懐いてくれない原因は主に4つあります。
- 気分や都合次第でお世話をする
- 声が大きくて騒がしい
- 感情的に怒る
- とにかくしつこい
仕事が忙しく帰宅時間が夜遅いなんてこともありますが、おもちゃで遊んだりブラッシングをしてあげるなどし、寝るまでの少しの時間を愛犬と過ごしてみてください。
スマートフォンを見つめる時間より、幸せな気持ちになれるはずです。
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20代 男性 匿名