心の壁の内と外を行ったり来たり
通報・発見
住宅地の庭先に居ついた犬の保護依頼に、ロスアンジェルスの保護団体HOPE FOR PAWS がかけつけました。2人の住人が3週間にわたって、食べ物を与えていたそうです。
いましたねえ。柵越しですが、食べ物の気配に尻尾を振って近寄って、隙間から鼻づらを突き出します。
接近・保護
ここまでは早い展開です。人慣れしていて、すぐに手から直接食べ物を受け取りました。首輪をしていず、体毛はボサボサのベタベタ。なんだかタヌキのような子ですね。
この住宅の周囲を囲む長いフェンスの向こう側から、外に出てくれるかな?
柵の隙間から、食べ物を拾いに外に出た!と思ったら、また引っ込んでしまいました。隙間はあるけれど、まだ壁がある、この犬の心情を象徴しているようですね。
そんな時は、こちらから壁の内側に入って行くのが有効な時も。でも注意、怖がる犬の安全圏に土足でずかずか侵入するのは逆効果の場合もあります。様子を見ながら、やさしく、慎重に、無理じいしないで。不安を抱える人への接し方と、同じじゃないですか?
この子の場合は、一気に距離が縮まりました。手から直接食べ物をあげた後、指を内側に丸めて臭いをかがせます。急いで頭をなでに行くと、犬にとっては「たたかれるかも」と不安を誘うかもしれませんね。力を抜いて、犬の方から近づくようにするのが正解でしょう。
頭をなでるのは、その後です。犬はすっかり嬉しくなって尻尾をブンブン振り、さらに近づきます。布リードを簡単につけることができ、「ゴッサマ」と名前をつけました。
3週間世話をしてくれた2人にお別れのあいさつを。ありがとう!
あいさつが済んで、さあ、レッツゴー!イェイ!
ケア
ゴッサマはとってもノリノリ。でも、毛刈り中はちょっと、シュンとしているかな?
そしてシャワーです。
「お姉さん、次はどうする?遊ぶ?」
犬が期待に満ちて人をまっすぐに見つめてくれる時、人の脳ミソから愛情ホルモンがドバッと出ていそう!
それから
遊び好きで愛情表現がストレート、そして人を信頼してくれるゴッサマは、素晴らしい家庭犬になるでしょう。
動画制作の時点ではこれから里親さん探しが始まるところですが、ゴッサマが「素晴らしい里親さんに巡り合う」可能性、1000パーセント!
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws - Official Rescue Channel
Hope for Paws
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