気力・体力を回復して
発見・保護
ギリシャではまだ、犬をつないだまま放置ぎみに飼っている人が多いようです(日本も…?)
これに大反対のタキス・シェルター代表は、偶然発見したのか、通報があったのか、そのような状態にあるこの子を自分が運営するシェルターに保護することにしました。
理由は不明ですが、後足の1本が途中から切断されていて、ありません。3本足です。高齢で、やせ衰えています。
かわいらしい顔立ちですが、片方の目は白内障で見えていないかもしれません。
ケア
まずは病院に連れてきました。犬は診察台で大人しくしています。
脱水や栄養失調に加え、体じゅうノミとダニだらけ。ダニを介して感染し、様々な症状を引き起こすエーリキア症(エールリヒア症)という感染症にもかかっていました。
そのため、気力も体力もなく大人しいのかもしれません。食べ物さえ口にしないのです。病院に数日滞在し、点滴で栄養補給することになりました。
その後、シェルターに移ってきましたが、まだ力なくうずくまったまま。
それでも数日が過ぎると、少しずつ、少しずつ生きる力がよみがえってきた様子。食べ物を受け付けるようになりました。
エーリキア症の治療には1カ月を見ています。
3本足の「ダニエル」。治療のかいあって、とても元気そう。タキスさんが朝のあいさつに訪れると、シッポを振っておなかを見せて歓迎します!
この喜びようったら!
その後
ダニエル(ダニー)の喜びが高まって、ついにベッドから3本の足で立ち上がります!仲間の犬たちに合流し、たどたどしい足取りですが、一歩一歩、前進します。
医師にも、当面はこのままで十分健康体だとお墨付きをもらいました!
ゆくゆくは義足など、何か足のサポートをできたらいいなと考えているそうですが、コロナ禍が収束するまでは、とりあえず今の状態をキープです。とっても幸せそうなダニーです!
動画を見ることは保護支援にもつながります!
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Takis Shelter