犬に与えてはいけない食材を知ってる?
皆さんは愛犬にドッグフード以外の食べ物を与えたことはありますか。市販されている犬用のおやつなどは除外して、一度でも手作りしたごはんやおやつなどを与えたことがある飼い主さんは、意外と多いのではないでしょうか。
しかし、玉ねぎやチョコレート、キシリトール、お酒など、犬に与えてはいけない食材は実にたくさんあります。
犬に「何か食べさせたい」と愛情を込めて手作りごはんを与えることは良いことですが、その際は、必ず犬が食べても大丈夫な食材のみを使うようにしましょう。また、できることならば栄養も考えて作ってあげられると、愛犬の健康維持に効果的です。
犬にNGな食材を誤食すると中毒症状を引き起こす
では、もしも犬が食べてはいけない食材を食べてしまった場合、どのような危険が考えられるのでしょうか。すでにご存知の方も多いと思いますが、食中毒症状を引き起こすリスクが高まります。
食中毒も食べた食材や犬の体格、免疫力によって重症度が異なります。下痢や嘔吐が1日だけ続くなど軽度な症状で終わる場合もあれば、痙攣や昏睡状態に陥ってしまい、最悪の場合、死に至るケースも報告されています。
中毒症状は非常に怖いので、「ちょっとだけなら…」と油断して与えてしまうと、取り返しのつかないことになる恐れもあります。愛犬には、食べてはいけないNG食材を与えないようにしてください。拾い食いなども要注意ですよ!
犬に絶対与えてはいけない手作りごはん3選
では、犬に与えてはいけない食材を使った料理には、どのようなものがあるのでしょうか。ここでは、代表的な犬に絶対与えてはいけない手作りごはんをいくつか紹介します。下記の手作りごはんは、避けるかNG食材を使わずに調理するようにしてください。
1.ハンバーグ
多くの人が好きなハンバーグは、ひき肉を使ったジューシーな人気料理ですよね。ハンバーグを食べていると、愛犬が羨ましそうにじっと見てくる…という体験を持つ人も少なくないでしょう。
しかし、一般的にハンバーグには玉ねぎがみじん切りにされて含まれています。また、ソースに玉ねぎが使われていることも珍しくありません。したがって、人間が食べているハンバーグは犬に与えてはいけません。
もしも愛犬にハンバーグを作ってあげたいと考えているようであれば、ソースや玉ねぎは使わずに調理し、与えてあげましょう。
2.卵かけご飯
日本では、生卵を白米にかけて食べる『卵かけご飯』が朝食の人気メニューとしてあります。しかし、犬にとって卵かけご飯はNGです。
ご飯自体は、与えすぎなければ問題ありませんが、生卵を加熱せず、そのまま体内に取り込んでしまうと、栄養障害を引き起こす恐れがあります。
生卵の白身にはアビジンが含まれていて、ビタミンB群の「ビオチン」の吸収を妨げます。ビオチンが不足すると皮膚炎や脱毛の原因になることがあります。生卵の白身にはアビジンが含まれていて、ビタミンB群の「ビオチン」の吸収を妨げます。ビオチンが不足すると皮膚炎や脱毛の原因になることがあります。したがって、白身を使う場合は、必ず加熱してから与えるようにしましょう。
3.料理酒を使ったごはん
人間の食事の中には、調味料として料理酒が含まれているものが想像以上に多いです。しかし、料理酒といえども、アルコールです。犬はアルコールを分解する酵素を体内に持っていないため、少量で中毒症状を引き起こします。
一般的に犬のごはんとして市販されているお惣菜の中には、料理酒は含まれていません。これは、犬にとって料理酒が毒素となりうるからです。
したがって、犬の手作りごはんを作る際は、普段私たちが食べている料理を作っている時のように、料理酒を入れてしまわないよう注意してください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。犬にとって手作りごはんはご褒美と言えるほど嬉しいメニューです。しかし、間違って食べてはいけない食材を入れてしまうと、中毒症状を引き起こす危険性があります。手作りごはんを作る際は、食材や調味料、さらには調理方法に気をつけて料理してください。
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20代 男性 匿名