セキセイインコ
まずは、お散歩でスズメやハトに対して愛犬がどう振る舞うか
私は動物が全般的に大好きで、いつかは小鳥も飼育したいと思っていたのもあり、ある時、セキセイインコを飼育し始めました。
当時愛犬は5歳で、少し落ち着きを見せはじめた頃で、散歩中スズメやハトに攻撃性を示したことがなかったので、小鳥も飼育できるかなと飼い始めました。
雛から飼育を始め、手から餌付けをしたこともありとても人に慣れ、現在日中は1時間ほど室内で放鳥もしています。
愛犬の性格にもよるかと思いますので、小鳥を同じ部屋で飼育できるかという判断は難しいです。
小鳥を飼い始めてから、お互いのストレスになることは避けたいので、散歩中、愛犬が犬以外の動物にどう反応するか注意深く見てみましょう。
関心を示さない、攻撃性を示さないようでしたら小鳥の飼育を前向きに考えることができるかと思います。
放鳥を行うときは特に気をつけましょう。
愛犬が驚き攻撃をしてしまうのではないかと、特に放鳥をはじめた頃は注意深く愛犬と愛鳥を観察していました。
特に、人馴れしたインコは何も悪気なく、愛犬の背中に停まることもあるかと思います。
小鳥が急に飛び立たつ時に、犬が驚いてしまい本能的に歯を向けてしまうことがある可能性もあります。
もしくは、一緒に遊んでいてたつもりでも思わぬ事故につながることもあります。
自分の不注意で、命を落としてしまうことは何としても避けたいところ。
放鳥を行う前に、ケージ越しで愛犬と愛鳥の様子を観察してください。
特に愛犬が興味を示していないようでしたら、放鳥しても比較的大丈夫かと思います。
予想外の事故はどんなに愛犬が大人しいと思っていても、起こってしまう事があります。
確実に安全なのは別室での放鳥ですので、万一のために別室での放鳥をお勧めします。
ハムスター
ハムスターとの対面
犬を飼い始める前、私は幼い頃からハムスターを代々飼育していました。
あの愛くるしい目とお尻の虜になっている方も、多いのではないでしょうか。
となれば、ハムスターを飼育したいと思っている愛犬家もいるかと思いますが、愛犬がハムスターを攻撃しないか心配ですよね?
お散歩中に鳥に対する反応を見るように、野生のネズミに対する愛犬の反応を観察することは難しいので、相性がどう出るかは想像ができません。
ハムスターの飼育を考えている方は、確実に犬とハムスターの安全が確保された状態で、対面させてみることをおすすめします。
理解を得ることは簡単ではないかと思いますが、ハムスターをクリアケージに入れて愛犬の反応をみてみましょう。
ハムスターを自宅で完全に愛犬と別室飼育をする予定でも、ハムスターの匂いで愛犬が興奮しストレスとなる可能性があります。
ハムスターを飼い始めてから愛犬の反応をみることは、悪い結果が出た場合のことを想定して、あまりおすすめしません。
ハムスターの脱走に注意を
私が飼育していたハムスターの中には、脱走魔もいました。
ハムスターは夜行性なので、私たちが気がつかない真夜中に脱走をしている場合があります。
その時に、愛犬が脱走に気がつき、ハムスターを見つけてくれるという、良い結果も想像できますが、思わぬ事故に発展する可能性があります。
もともと猟犬として改良された犬種ですと、特に本能的に悪気もなくハムスターを咥えて帰ってくるという展開も考えられます。
このような最悪の状態を避けるために、ハムスターの脱走にはくれぐれも注意してください。
ケージ越しで愛犬との関係が大丈夫そうでも、何が起こるかわからないので、特にケージは丈夫なものを選ぶなど脱走に気をつけてください。
モルモット
比較的穏やかなモルモットは仲良くしやすい
今まで飼育した小動物の中で、一番大きかった動物はモルモットです。
ハムスターよりも大きく存在感がありますが、すばしっこい動きが少ないので愛犬がモルモットの急な動きに驚くことはあまりありませんでした。
また、ハムスターやインコと接していたことと同じように、愛犬も攻撃性は示しませんでした。
ただ、モルモットにリンゴをあげる時は「ぼくにもリンゴをちょうだい!」と愛犬はおねだりしていました。
我が家では仲良く二匹でリンゴを食べる穏やかな絵になりましたが、いざ食べ物のことになると、犬は本能的にモルモットに攻撃をしてしまうかもしれません。
このことは、モルモットに限りませんが動物にとって食べ物はやはり特別なものなので、食べ物を取り扱う時は特に注意しましょう。
まとめ
動物好きな方は、犬以外の動物を飼育したいと考える方が多いかと思います。
いざ別の動物を家に連れて帰り飼育を始めようと思っても、愛犬のストレスとなり悪い結果になることは極力避けたいものです。
愛犬の性格にもよりますが、まずはお散歩の時に、野鳥や他の動物に対してどう反応するかをよく観察してみてください。
また、実際に他の動物も飼育している人にお話を聞いてみたり、機会があれば、他の動物を完全にケージで隔離するなど、安全を確保した上で対面させてみることも良いかと思います。
よく、愛犬が他のペットに攻撃をしてしまうのではないかと心配になりがちですが、他の動物が警戒心から愛犬に噛み付くなどという逆のトラブルも想定して、最悪の結果にならないよう、よく考えて飼育しましょう。