できる限り愛犬のそばにいる
愛犬の看取りについて飼い主さんが、最も強く後悔してしまうことといえば「ひとりで旅立たせてしまった」「最期を看取ってあげられなかった」というものではないでしょうか。愛犬との残された時間をできる限り一緒に過ごせるよう、ある程度のスケジュール調整が必要になる場合もあります。
とはいえ、仕事や学校などどうしても休めないこともあるでしょう。そういった場合でもできる限り早く帰ってきたり、断ることのできる用事は極力断ったり、取り戻すことのできない時間を後悔しないように過ごしたいですね。
また、容態の急変に備えて夜間も愛犬のそばに寄り添って寝てあげるのも良いでしょう。ただし、どれだけ配慮したとしても、最期を看取れない場合もあります。その際は決してご自身を責めないでくださいね。
こまめにスキンシップや声かけをする
ターミナルケアにあたっては、ブラッシングやドライシャンプーで肌や被毛の清潔を保ってあげたり、排泄物や分泌物をしっかり拭き取ってあげたりと、スキンシップを兼ねたケアを欠かさず行ってあげることも大切です。
しかし、病状が悪く苦痛な状態が続いていたり、昏睡状態であったりすることも少なくありません。愛犬の状態によっては、飼い主さんが撫でたり声をかけたりしても反応がない場合もあるかもしれませんが、決してスキンシップや声かけを減らしてしまうべきではありません。
飼い主さんにとっても「もっと撫でておいてあげれば良かった」という後悔にも繋がりかねないのです。たとえ反応することができなくても、撫でられていることや優しく声をかけられていることは愛犬には必ず伝わっています。
愛犬の好きなものを思い出す
愛犬に寄り添っているとき、ぜひ愛犬が好きだったものを思い返してみてください。あのおやつが好きでよく食べていたな、あのおもちゃで遊ぶのが好きだったな、こうして過ごすのが好きだったな、たまにあの人が遊びに来てくれると喜んだな等々。
すると自然と「最期にこうしてあげたい」「こうしてあげたら喜ぶはず」というアイデアがひらめくはずです。食べられなくても好物を用意してあげたり、たとえ反応できなくても愛犬が大好きだった人を呼んで撫でてもらったり…穏やかで幸せな時間、環境を準備してあげましょう。
写真を撮る
愛犬家の皆さんのなかには、スマホの写真データが愛犬でいっぱい!という人も少なくないはずです。ですが、愛犬が旅立ってしまった後は、当然ながらもう愛犬の写真を撮ることはできません。
苦しい闘病生活を送っている場合では、愛犬の辛い姿を撮影することにためらいを感じてしまうこともあるかもしれませんが、それでもたくさんの写真を撮って残しておくことをオススメします。
苦しそうな表情を撮影することに抵抗があれば、身体の一部を写すだけでも良いかもしれません。愛犬と最期の時間を過ごした証を残しておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?愛犬との別れは誰しも想像したくないものです。そしてどんなに心構えをして準備をしていても、後悔をゼロにすることはできないでしょう。それでも現実から目を逸らさず、折に触れて「いつか」のことを考えて心構えをしておくことが後悔を少しでも減らし、ペットロスを和らげることにつながります。
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20代 男性 匿名