コヨーテも暑さに参る昼さがり
通報・発見
ピットブルの保護依頼に、ロスアンジェルスの保護団体HOPE FOR PAWSが訪れました。
保護依頼の連絡をしてくれた女性も保護活動に合流してくれました。
さらにピットブルに特化した保護団体のメンバーも急きょ参加。急なことだったので、彼女、ジャッキーはハイヒールのブーツという、活動にふさわしくない足元での参加になりました。
そのジャッキーが先行して犬に近づいて行く途中、日陰で休む野生のコヨーテの姿を発見!この地域には時々コヨーテも出てくるのです。人の接近を見てコヨーテが走り去ると、ピットブルもそれを追うように走っていってしまいました。
何キロも歩いてようやくピットブルを再発見。ジャッキーは犬が怖がらないように視線を下げるため、地面に寝転びました。
保護
空地を囲うフェンスのドアが開いていたので、ジャッキーが起き上がってドアを閉めに行くと、犬は木陰に移動しました。
この日、気温は37℃を上回っています。犬の熱中症が心配です。
…と思っていたら、犬はカメラを構える保護団体リーダーの方へ小走りしてきました!試しに「お座り!(Sit!)」と言ってみるけど、反応なし。
犬は人の足元をすり抜けようと走ってきました。そこで必殺、ワイヤリード!ヒュンッと放って、走り抜けようとする犬の首をしっかりとらえました!
犬は数秒間暴れて、大人しくなりました。この暑さで「やってらんないよー」でしょうね。舌を垂らして激しく呼吸しています。
ジャッキーが2本目のワイヤリードをかけて犬を完全に固定し、そして「ブランディ」と名付けました。
ブランディはすっかり落ち着いて、なでることもできました。
まずは水を飲ませたい。ジャッキーが数キロ離れてしまった車に水を取りに行きます。
…でも、ハイヒールのブーツで、不格好にトテトテと走るジャッキーの後ろ姿に、リーダーは「走って!もっと速く!ハイヒールで来ちゃダメだよ~!」とふざけて声をかけています。
まてよ、ここはリーダーが走っていけばよかったんじゃ…?いや、リーダーは犬についている意味があるのですよ。
待っている間に、どうやら立ち退かなければならなくなったよう。この場所は大学のキャンパスか何からしく、門が閉まってしまうのだとか。
まだ息の荒いブランディにハッパをかけて、車に向かって歩き出します。
ブランディはよっぽど疲れているのか、暑いのか、途中何度も地面に寝転がってしまったそう。でも大人しくついてきてくれて、サンキュー!
ジャッキー合流後に少しシーンが飛びます。
ジャッキーの手には空のボトル、そしてブランディの口元とお腹のあたりの地面が濡れているので、少し飲ませて体にもかけた様子です。
でも少量の水では足りなかったようで、通報してくれて保護の様子を見守っていた女性が、近所の人から大きなたらいに水をなみなみと注いでもらいました。
近所の人ありがとう!ジャッキーは飲みまくっています。おなかを水で冷やしてあげました。落ち着いたら、病院に行きましょう。
病院
病院に到着。この不安そうな表情!心配ないよー。
一時預かり家庭へ
ブランディの体調に問題はなかったようで、早速、一時預かり家庭に移動しました。
とても落ち着いてはいるのですが、まだ完全に心が開いていないような。
仲間!
そこで団体リーダーは、ブランディと同じ保護犬で里親さんを探している「ミラー」に引き合わせてみました。
すると、会った瞬間からブランディは大喜び!お互いに尻尾を振って、表情もすごく嬉しそうです。犬仲間に会いたかったんだねえ。
2頭はすっかり意気投合、楽しそうに遊び始めます。笑顔になること間違いなしの動画、必見です。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws - Official Rescue Channel
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