おもちゃは遊ぶだけの道具ではない?
犬のおもちゃは「遊び」以外にも役立っていること、ご存じでしょうか?使い方次第では、犬の能力を引き出し、遊びながら脳のトレーニングやしつけに活用できるんです。
《おもちゃ遊びで得られる効果》
- いたずら防止
- ストレス解消
- 噛み癖の改善
- 歯をキレイに保つ
- 飼い主とのコミュニケーション
不規則な動きを見せたり、おやつを隠す穴が空いていたり…仕掛けが施されたおもちゃに、犬たちは興味津々です。嗜好に合わせた夢中になれるおもちゃを見つけてみてください!
おもちゃを離してくれないのは何故?
犬がおもちゃを離してくれない理由は至ってシンプルで、「飼い主に構ってほしい」「まだまだ遊びたい」「おもちゃを独り占めしたい」のいずれかが該当します。
そこで教えておきたいのは「ちょうだい」です。飼い主の合図で、咥えたおもちゃを離すというしつけになります。遊んでいるだけならまだ良いのですが、犬が執着するのはおもちゃのみとは限りません。
例えば、散歩中に「毒素を含む植物」や「釣針」を咥えている場面を想像してみてください…。体調に異変が起きる前に、一刻も早く口から離してほしいと思いませんか?「ちょうだい」を覚えると、誤飲を防げる確率が上がります。それだけ重要な意味を持つしつけと言えるでしょう。
犬がムキになるNG行動
無理やりおもちゃを取り上げようとする
お気に入りのおもちゃは、犬にとっての“宝物”です。それを無理に取り上げようとしたらどうなるか、大体予想はつくと思います。おもちゃを取られないように、唸ったり噛み付いたりして攻撃姿勢を取ります。独占欲が強い犬だと、余計におもちゃに執着しやすくなります。
犬のマズルを掴んで叱る
「マズル」は犬の口元全体を指す言葉です。マズルには感覚神経が集まっているので、信頼できる相手以外に触られることが不快感に繋がります。また、マズルは敏感な部分でもあるため、人間の手で覆われることに対して恐怖を感じ、触ろうとすると犬に抵抗される可能性が高いです。
適切な対処法
代わりに別のものを置く
おもちゃを取られないように守るような素振りを見せていたら、代わりとなるものを置いて注意を引きつける方法があります。置くものはおもちゃに限定せず、少量のおやつでも良いと思います。
おもちゃが破損しているとき、飲み込もうとしているときに有効な手段です。新しい対象物に気を取られている状況を利用し、おもちゃをそっと奪いましょう。
反応せずに待ってみる
おもちゃの遊び方は、大きく分けて2種類あります。1つは「ひとり遊び」、もう1つは「飼い主と一緒に遊ぶ」です。ひとり遊びは退屈しのぎになりますが、飼い主が在宅しているなら、一緒に遊んだ方が断然楽しいはずです。
それなのに無反応を貫かれたら…つまらなくなり、おもちゃを離すしかなくなります。寂しそうにしていたら、引っ張りっこやボール投げをして遊んであげてくださいね☆
まとめ
定番の「音が鳴るおもちゃ」は根強い人気を誇っていますが、天然木を使った身体に無害なおもちゃも注目を集めています。ほんのり香る木の匂いは、心を穏やかにしてくれます。たっぷりカジカジを堪能できる、愛犬専用のおもちゃを選んであげてください!