1.どこでも構わず排泄してしまう
しつけができていない犬は、どこでも構わず排泄をしてしまいます。トイレトレーニングも犬にとって重要なしつけです。自宅の室内でトイレができると天候が悪い日に外に行けずに排泄を我慢させるなんてことがありません。膀胱炎や血尿などの病気も防ぐことができます。
そして、何より犬の排泄によって他人に迷惑をかけてしまうことがありません。うんちは持ち帰ることができますが、おしっこは持ち帰ることができません。水をかけることがマナーだと勘違いしている飼い主さんが多いです。水をかけてもおしっこが消えるわけではありません。
2.他の人や犬を威嚇または攻撃してしまう
しつけができていない犬は他の人や犬を威嚇し、興奮して攻撃してしまいます。中型以上の犬であれば、他人に飛びかかり転倒やケガをさせてしまう恐れがあります。愛犬が他の人や犬に噛みついてしまったとき、飼い主は重い責任を負うことになります。犬が殺処分されてしまったり、裁判で争ったりするケースもあります。
子犬の頃から交流する機会を積極的に与えなかったこと、成犬になってからも他の人や犬と接する機会が極端に少ないことなどの社会化不足が主な原因です。
3.何でも構わず口の中に入れてしまう
しつけができていない犬は、良い物も悪い物も何でも構わず口の中に入れてしまいます。犬が物を使って遊ぶとき、鼻先や手を器用に使って遊ぶこともありますが、ほとんどの場合は口の中に入れてしまいます。物を噛んで遊ぶことが好きだからです。
しつけができておらず噛んで良い物と悪い物を区別することができない犬は、危険な物を口にしたり、物を破壊したり、拾い食いをするなどしてしまいます。誤飲誤食の恐れがあります。毒物であるかもしれません。
4.常にリードを強く引いて歩く
しつけができていない犬は引っ張り癖があり、常にリードを強く引いて歩きます。飼い主さんが耐えられずにリードを手離してしまっては大変危険です。しつけができていないのですから、そのまま走り去ってしまうでしょう。
犬の首や手足の関節にもかなりの負担がかかっています。継続的に首や気管を圧迫し続けると刺激によって咳が出たり、気管虚脱の恐れがあったりします。
また、子犬の引っ張り癖は関節の成長にも影響を及ぼす可能性があります。慢性的な炎症や痛みが起こってしまっては歩行が困難になる恐れもあります。
5.臆病な性格になりやすい
しつけができていない犬は臆病な性格になりやすいです。「こんなとき、どんなふうに行動したらいいのだろう…」と不安になり、常にビビリな状態です。自分の行動に自信を持つことができないためです。
例えば、車が走っている道路を渡るとき、しつけができている犬は飼い主さんの「待て」の指示で待つことができ、「良し」の合図が出てから渡るでしょう。
しかし、しつけができていない犬は渡るタイミングが分かりません。急に飛び出そうとしたり、交通事故にも遭いやすくなってしまったりします。生まれつき臆病な性格の犬もいますが、適切なしつけによって自信がつき、ビビリを克服できることがあります。
まとめ
しつけができていない犬がよくする行動は、どれも危険な行動ばかりです。
- どこでも構わず排泄してしまう
- 他の人や犬を威嚇または攻撃してしまう
「迷惑だ!」と直接は言いにくいだけで、ご近所迷惑になっている可能性が高いです。
- 何でも構わず口の中に入れてしまう
- 常にリードを強く引いて歩く
- 臆病な性格になりやすい
愛犬が命を落としてしまう恐れのある危険な行動です。愛犬に不足しているしつけはありませんか?しつけは成犬になってからでも十分に行うことができます。愛犬が人間社会で安全に生きていくためのしつけです。ぜひ適切に行ってあげてください。
ユーザーのコメント
20代 男性 匿名
40代 女性 柴
犬種の問題も少しはあるのかも知れませんが、そういう犬の飼い主は、大抵全く注意をせず、犬の好きなだけ吠えさせています。
飼い主によっては「遊んでって言ってるのね〜。」なんて言っています…。
こういった犬の飼い主は、飼い主自身が困ってないのが問題で、良くない事だとさえ気付いていないので、しつけをしようとも思っていないんですよね。
吠えられた犬は興奮するし、吠え返そうとするのを静止させないといけないし、とても迷惑なんですけどね。
本来、賢いはずの犬に何も教えず自由にさせて、ただ可愛がるだけなら飼うべきではないと思います。