時間との勝負
消防隊による救出劇
冬のポーランド。なんとなく寒そ～なイメージです。
そのポーランドのとある川で、まただ、また犬が凍った川で縮み上がる冷たい水中に落ちちゃった。犬たちよ、川を歩けるからって、つるつるして楽しいからって気軽に氷の上を歩き回っちゃあダメだよ！
消防隊が出動してくれて、犬の救出を試みる様子を橋の上から撮影しました。犬は氷のふちにしがみついて悲痛な叫び声を上げています。
「助けて～！！ワォォォーン！」
氷上にはしごを設置して隊員の1人がその上に腹ばいになり、先にかぎ状の部分がついた長い棒をたずさえて慎重に犬に接近します。
棒を犬の方に伸ばします。首輪にひっかけて引き上げようとしているのです。でも犬が動いたりして、なかなかうまくいきません。
犬の体温はどんどん奪われているはず。体がこわばり体力を消耗していくと、ふちにしがみついていることもできなくなって流されてしまいます。時間との勝負です。
犬は救助されると理解したようで、吠えるのも動きも止めました。前足の片方を氷のふちから離して胸を開き、まるで作業しやすいように協力しているようです。
でもうまく引っかからない！
胸やのどを棒の先で押すようにしたら、反動で犬が氷のふちから離れてしまいますよね。それに気づいて、隊員は首の後ろ側に引っかけることにしました。
すると引っかかった！犬の体が氷上に引き上げられます！どうかこのまま、はずれないで！
やったよ！犬が氷の上に！足をすべらせながらも、自力で歩いて岸に向かいました。
ハラハラ見守っていた見物人たちから、歓声と拍手が上がります。
凍った水辺に近づかない
人でも時々、割れた氷から水中に落下する事故がありますが、たぶん犬の事故はそれ以上に起こっているでしょう。命を落とす子もたくさんいるんだと思います。
人間よりさらにお気楽にテケテケと氷上に出てしまう犬たちを守る一番の方法は、やはり、冬には水辺にあまり近づかないことでしょうかね。散歩するときは、必ずリード装着でね。
今回はよかった！消防隊のみなさん、ありがとうございました～。
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