全盲でも犬はハッピーになれる
通報・発見
ここはギリシャ・クレタ島。島の保護施設Takis Shelter が、全盲の「エマ」と子犬たちを保護しました。どのような環境から保護されたのか不明ですが、所有者にネグレクトされていたのか、すでに捨てられていたのか、そんなところでしょうか。
これがシェルターでエマが住んでいる小屋。シェルターの広い犬エリアに置かれた小屋で、子犬たちと一緒です。他の犬たちとの交流もあります。
子犬は5匹!左から2番目の子はひっくり返って、肉球がばっちり見える~。
2,3週間たったかな?子犬たちは活発になってきて、エマにまとわりついています。シェルター代表のタキスさん、朝の見回りの途中でエマに「おはよう!」と声をかけました。
遊び疲れた昼下がり、木漏れ日の中で親子はぐっすり昼寝中。
目が見えなくても、エマはとても社交的。シェルターを訪れる人たちを愛想良く迎えます。
エマがシェルターにきて半年たつ頃、もう1匹盲目の犬が発見・保護されました。
この子は吸血ダニに体じゅうをむしばまれていました。重度の貧血におちいって命の危険があるレベルです。
動画の1分38秒~2分52秒はちょっと注意。垂れた耳たぶを持ち上げると、血液を吸って丸々太ったダニがビッシリと食らいついています!胸や背中にもめり込んでいる。
このヴィジュアルがムリ!な方は、ここだけ飛ばして先へどうぞ。平気さん、怖いもの見たささんは、是非見て!ダニも一生懸命、生きている!でもゴメン、ここは犬の命優先で。
目が見えず、体力も落ちて大人しいこの子は、いきなりシェルターの犬の群に入れずに、まずは家の中ですごさせました。名前は「ブロッサム」です。
ベッドの上で休んでいたブロッサムは、人の気配に激しく尻尾を振っています!愛らしい子です。
家の中の犬仲間ともこんなに仲良しに。
ところで後ろで背中を向けてじぃっとしてる2匹、黒ちゃんはこれ、猫…ですよね?肝の座った猫さんだこと!
その後
オランダからの訪問者が、ブロッサムの里親さんに名乗り出ました!障害をものともせず、幸せそうなブロッサムに一目ぼれです。
ところが、それだけじゃなかった!驚きの展開が待っていました。何とこの方、エマに会うと…「この子にも穏やかな暮らしを与えてあげたい。」…動画へGO!
動画を見ることは保護支援にもつながります!
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Takis Shelter