親切なお宅に居そうろうした犬を保護。体はガンに侵されていましたが…

親切なお宅に居そうろうした犬を保護。体はガンに侵されていましたが…

3週間、住宅の敷地で食べ物や飲み物を与えられ、居そうろうしていた人懐こい犬を保護。おなかに広がるできものはガンでした。手術後の経過は?

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最初から友好的

通報・発見

ケガをしているらしい犬の保護依頼で、ロスアンジェルスの保護団体HOPE FOR PAWS が現場に到着しました。住宅の横の日陰にその犬が横になっています。ここに3週間ほど前に現れたとのこと。

さっそく食べ物を持って近づくと、犬は少し尻尾を振って、食べ物をもらうのを待っている様子。今日の保護活動はすんなり終わりそうです。

保護

大人しく布リードをかけさせてくれました。黄色い枠内は、3週間ほど前にこの子が初めてここに現れた日の写真だそうです。

車と塀の間に隠れていました。食べ物や水を与えられてやさしくしてもらい、今ではずいぶんリラックスしていますね。

米国の独立記念日、7月4日にはかなり吠えていたそう。原因は打ち上げ花火です。この日は、米国の犬たちにとって最大の厄日。毎年多くの犬が花火の破裂音に驚いて逃げ出し、行方不明になっています。犬関係者は「花火には気を付けて。犬を家に確実に入れて」と助言します。

この子は吠えたてただけで、この場にとどまったのですね。よほど気に入ったのでしょう。

車に連れて行くために立たせると、おなかにはできものがたくさんありました。検診しなくてはね。

「ブルーベル」と名付けたこの子はとても人懐こく、リードをして嬉しそうに尻尾を振っています。やっぱり、飼い犬だったんですよね、きっと。

車に乗り込む前に、3週間世話をしてくれたやさしいお兄さんにごあいさつ。ありがとう、さようなら。

車には、今日、ブルーベルの前に保護された「サッシ―」もケージに入って待っていました。2頭とも吠えたり威嚇したりせず、なごやかな雰囲気です。サッシ―の保護の様子も、後日お伝えする予定です!

ケア

病院でさっそくおなかにたくさんあるできものを調べると、肥満細胞腫という腫瘍に加え、乳がんも見つかりました。大丈夫、ちゃんと治療しようね。

まずはシャワーを浴びてから。下の静止画は、ブルブルブルッの0.5秒前!

そして腫瘍を全て外科手術で取り除きました。幸い、がんが転移していないことも確認できました。クリニックの職員ともすっかり打ち解けています。

下の静止画では、手術から回復後のブルーベルのおなかが見えます。体毛はツルツルにそってあり、そしておなかの真ん中にまっすぐ、長い縫合あとが見えますね。大手術だったことがわかります。

手術や回復期の様子は省略されていますが、きっと時間がかかったと思います。元気に回復してよかった!

それから

回復したブルーベルを、協力関係にある一時預かり家庭が引き受けてくれました。誰とでも仲良くできる社交的なブルーベルは、家庭犬として問題なく家庭に溶け込めるでしょう。

「お手」をして「いい子ちゃーん!」と言われている場面があったと思うと、「お座り!」と何度言われても無邪気にキョトンとしているブルーベル、どれもかわいらしい。どうかよい里親さんに巡り合って!

※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
 掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws - Official Rescue Channel

Hope for Paws

▼▼ 公式サイトはこちら ▼▼
https://www.HopeForPaws.org

▼▼ Facebookページもあります ▼▼
https://www.facebook.com/HopeForPawsCalifornia

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