機能不全の子犬工場
依頼・共同救出
米国ノースカロライナ州の郡保安局に、The Humane Society of the United Stated(米国動物愛護協会)とその他の保護団体が招集されました。目的は、管轄内で発見された、ずさんな子犬工場から60頭を超す小型犬の救助です。
後足がマヒした子、舌がだらりと口から垂れた子…
口元がゆがみ、震える細い足でかろうじて立っている子、瞳が白濁し視力を失っている子…。
多くが、体のどこかに病を抱えたまま放置されています。
郡保安局からの依頼で、複数の団体が合同で救出に当たりました。
団体のスタッフは言います。
「典型的な子犬工場の実態です。多くの犬は緊急に医療ケアが必要な状態です。犬と人とのコミュニケーションはおろか、基本的な健康管理もできていません。単なる金もうけの手段なのです。」
この子は視力を失っていますね。
最後に
施設の所有者は、犬を放棄することに同意したそうです。
当たり前と思いますが、こんな状態でもかたくなに所有権を手放さない子犬工場の所有者もよくいるのです。
ここにいるのは、たまたまこの時まで生きながらえ救出されたラッキーな一握りの犬たちです。まさに今、全世界にどれほどの子犬工場で犬たちが闇に葬られているか、犠牲の大きさに気が遠くなりそうです。買う人がいて、売る人がいる。買う人がいなければ、売る人は消えるはずなのに。
動画を見ることは保護活動支援につながります。
※こちらの記事は動画の制作・配信をしている団体より許可を得て掲載しております。
動画制作者:The Humane Society of the United States
掲載YouTubeチャンネル:The Humane Society of the United States