電話中に吠えてしまう原因
電話中に吠える原因は様々ですが、意外と簡単なものばかりです。つい難しく考えてしまうことで解決できずにいることがほとんどです。
1.見知らぬ人の声が聞こえてくるから
聴力に優れた犬ですから、受話器やスマートフォンから聞こえてくる声や音をしっかり聞き取ることができます。どこから聞こえてくるんだろうか?と不思議に思って吠えてしまうことがあります。見知らぬ人の声や音に警戒して吠えてしまうことがあります。
2.嫉妬している
電話中は飼い主さんが自分以外の何かに夢中になってしまう時間です。自分以外の何かに飼い主さんを奪われてしまったことに嫉妬して吠えてしまうことがあります。独占欲の強い犬や不安になりやすい犬は、電話中に嫉妬して吠えてしまいやすい傾向にあります。
3.構ってほしいと要求している
愛犬と遊んでいるとき、スキンシップをしているときに電話がかかってくると、構ってほしいと要求して吠えてしまうことがあります。構ってもらっている最中に電話がかかってきてしまい、満足できないまま中断されてしまったからです。電話中以外にも普段から要求吠えをする癖がついてしまっている可能性が高いです。
4.自分も参加しているつもり
飼い主さんが会話をしているとき、自分も参加しているつもりで吠えてしまうことがあります。犬の本能として、飼い主さんの声に共鳴して吠えたり遠吠えをしたりすることがあるからです。電話中に限らず、普段からサイレンの音に吠えたり遠吠えをしたりすることがあるのではないでしょうか。
電話中に吠えてしまうのをやめさせる方法
人の声に反応して吠えてしまうとき
聞こえなければ反応することも吠えることもなくなります。スマートフォンや子機での電話中は飼い主さんが部屋を移動すると良いです。固定電話をリビングなど愛犬が過ごす部屋に置いている場合には、愛犬に部屋を移動してもらうと良いです。
嫉妬して吠えてしまうとき
嫉妬する犬への対処法は“過剰に反応しないこと”です。電話中に吠えることが分かっているとき、焦って対応してしまいやすいです。「静かにしててね!」などと声をかけてしまいがちです。焦って過剰に反応するよりもただ冷静に電話に出た方が犬は嫉妬しにくいです。
小型犬であれば膝に抱っこしてあげながら電話すると吠えなくなることがあります。中型犬以上であれば一緒にソファーに座って電話すると吠えなくなることがあります。
要求して吠えてしまうとき
構ってほしいと要求して吠えてしまうのは電話中に限ったことではありません。普段から要求吠えの癖があるはずです。「吠えれば自分の思い通りになる」「吠えれば飼い主さんが注目してくれる」と考えているからです。要求吠えは無視して構いません。吠えても要求は通らないことを理解してもらわなければなりません。
参加して吠えてしまうとき
飼い主さんに共鳴するということは、心から信頼している証です。群れのリーダーに従う犬の本能です。飼い主さんが部屋を移動する、または愛犬に部屋を移動してもらうと良いです。
着信音を小さくする
着信音が大きいと犬が過剰に反応してしまいやすいです。飼い主さんには他の部屋にいても着信に気づくことができて便利かもしれませんが、犬にとってはけたたましいほど大きな音であることがあります。驚いて吠えてしまい、その延長で吠え続けてしまっていることがあります。
まとめ
犬が電話中に吠えてしまう原因って、意外なほど分かりやすくて簡単ですよね。
- 見知らぬ人の声が聞こえてくるから
- 嫉妬している
- 構ってほしいと要求している
- 自分も参加しているつもり
犬には“電話の邪魔をしちゃおう”なんて悪気は一切ありません。叱らずに冷静に対応することを続けていれば、やがて吠えることをやめてくれるはずです。