捨てられ被毛がベタベタのフェルト状になった犬の驚きの変貌!

捨てられ被毛がベタベタのフェルト状になった犬の驚きの変貌!

米国の乾燥地帯を1人で歩いていた犬を保護。伸び放題の長毛がからまって、足を動かすことにさえ支障が出ていました。

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喝采!ビフォー・アフター

通報・発見

米国西部の乾燥地帯の舗装されていない道路をとぼとぼと歩くコッカ―スパニエルの保護依頼を受けて、保護団体J.J. Woofin' Paws Rescue Agencyが現場に急行しました。

この辺りでは、人目につきにくい裏庭で販売用の犬を繁殖させる人がいて、そういった繁殖業者が捨てたとみられます。取り締まりも重要ですが、消費者が安易に犬を買わないということが、虐待防止にいちばんの特効薬ではないでしょうか?背景もわからずに犬を買う行為は、犬を傷つける行為に直接つながっているかもしれません。

犬の長い体毛はすっかりべたべたで、性別もすぐにはわかりません。きれいにブラッシングしたらすばらしい毛並みなんでしょうね。目の下はどうなっているのでしょう…。

保護依頼した人によると、メス犬だそう。連れ帰って「ドロシー」と名付けました。

自分で体をなめようとしますが、うまくできません。

尻尾を振って嬉しさを表現してくれるドロシー。

その足元は、毛がからまって足かせのようになり、毛の中には死んだ虫や電話コード、小枝などがからみついていたそうです。その状態で一生懸命、歩いていたのですね。

目の周りのはれの他、体のあちこちに傷も見つかりました。

ケア

保護の翌朝、病院へ連れて行きます。キャリーケースに入ることには抵抗がなく、かえって落ち着く様子。

これ、すごいですね。垂れた耳の先に毛がフェルト状にぶら下がっています。

麻酔を打ち、数時間かけて毛刈りと洗浄を行いました。

すっかり、さっぱり!本人も体が軽くなって気分が良いでしょう。嬉しそうにソファに体をこすっては、尻尾をピョコピョコ。人に対しても馴染んできました。

それから

その後、目の周りのいぼ状のものも切除、体じゅうの傷も治って、3歳のドロシーはすっかりきれいになりました。どちらのお嬢さん?という感じです!体毛が伸びてきたら、今度はきちんとブラッシングされて毛並みを維持できるでしょう。

動画作成の時点で里親さんを募集中ですが、きっと素敵な家庭に引き取られたのではないかな、と思いますし、そう願います。

※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
 掲載YouTubeチャンネル:J.J. Woofin' Paws Rescue Agency

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