ごみの山を逃げまどう
通報・発見
リサイクルセンターの運営者から、回収したごみの山にピットブルが入り込んだと保護依頼。ロスアンジェルスの保護団体HOPE FOR PAWS が現場に到着しました。
現場は建物を解体した瓦礫が積み上がり重機が稼働する、犬にとって危険な場所。
瓦礫の山を見上げて目をこらすと、上の方に開いたすき間に、犬の顔がのぞいていました。この山を慎重に登って、犬にたどりつけるでしょうか。
リサイクルセンターの人がショベルカーを操作して、上りやすく「山道」を作ってくれました。
でも瓦礫の山を登る前に、周りの騒ぎで不安になった犬は、穴から出て瓦礫の山のてっぺんを越えて逃げてしまいます。
そして悲し気に吠えました。
2方向、3方向から人が犬をはさむようにして、走りでたところにワイヤリードをかけようと試みますが、失敗してします。
ついには瓦礫の山を離れて、敷地内のどこかに隠れてしまいました。
1日目は、終了~。
接近・保護
気を取り直して、2日目。
人が歩けるように、ショベルカーやブルドーザーが山を平らにします。気合入ってます!
追いかけっこ第2ラウンド、開始!犬は瓦礫の山を下りて、広い敷地内に出た模様です。
いた!
運よく、囲い込める場所でした。
それを察知して、犬が吠えます。ワン!ワン!ワオゥオゥオゥオゥオゥ!
ここからは人と犬の、心理戦。
犬の恐怖心を和らげることはできるでしょうか?
ヒトの方も犬の頑丈なあごで咬みつかれたくはないので、大きなパイプの上に陣取っています。
上から目線は、犬にとってはさらにストレスですね。でもこの犬、激しく咬みついて抵抗するタイプではないかも。
「来ないで~!あっち行って~!」と、一生懸命訴えている感じです。
30分も経つと、暑さも手伝って、犬も緊張状態を保てなくなっているらしく…。
ヒトはパイプから降りて地面に座り、ワイヤリードで犬に触れたりして、徐々に慣らしていきます。
すると…。
伏せた~!
「グッボーイ(いい子だね!)」と連呼しながら、ワイヤリードを首にかけることができました。
そして、これ。
「ソー」と名付けたこの穏やかな子は、疲れと安堵(あんど)に包まれて、車でこの状態です。
ケア
病院でのシャワーでもこの通り大人しい。
それから
穏やかで人が大好きなソーは、一時預かり施設に入りました。
そこでも、対決したあのヒトに跳びついて目いっぱい愛情表現するソーを見ていると、口角がキュッと上がってしまいますよ。
動画をどうぞ!
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws - Official Rescue Channel
Hope for Paws
▼▼ 公式サイトはこちら ▼▼
https://www.HopeForPaws.org
▼▼ Facebookページもあります ▼▼
https://www.facebook.com/HopeForPawsCalifornia