24時間、誰も通報しなかった
通報・発見
大ケガをした犬がいるとの連絡で、ロスアンジェルスの保護団体HOPE FOR PAWS が犬の元へ車を走らせました。
すると、道路のはじ、縁石にもたれかかるように倒れている小型犬を発見。おもわず、「オーマイガー…」とつぶやきます。
交通事故、かなあ…。
通報者によると、犬はそこにもう丸1日、倒れ込んでいるそう。もし誰も連絡しなかったら、ここでこうして、命を落としていたのでしょうね…。
保護
意識はしっかりあり、近づくと、上半身を起こします。血だまりもない…。見ていて少し、ホッ。でもケガの状態は?
静かに声をかけながらゆっくりと手を犬の鼻先に持って行って、あいさつをします。犬は手の臭いをかいで、あいさつを返してくれました。
でも立ち上がることができません。
おそらく骨盤を骨折しているのではないかと、推測します。
犬を少しだけ持ち上げて、すぐ横に置いた寝袋の上にずらすようにして寝かせます。
信頼してくれたのか、声をあげる気力もないのか、犬は大人しくしています。
犬を寝袋ごと地面からすくい上げるように持ち上げて、小わきに抱えて車へ運びます。顔が泥んこ。
座席にそっと寝かせて、犬に「レディ」と名前をつけました。
レディはこの状況をすっかり受け入れています。
ケア
病院で状況説明し、さっそく検査です。
字幕で、「(24時間という)長時間、誰もこの犬の救助を求めなかったのが悲しいです。」とあります。
多くの人は、「かわいそう」と思っても、まずどこに連絡すればいいかわからない、それを調べて電話をする、という壁を越えられないのでしょう。私たち1人ひとりが、この壁を乗り越えられますように。
レディはさすがに不安になって、「ヒンヒンヒン」と鼻を鳴らしました。
何とも言えないこのお顔。
X線撮影をして、骨盤骨折が確認されました。
手術風景は省略されていて、これは手術後でしょうね。
エリザベスカラーをつけて、表情が前より少し、きりっとしている感じです。
字幕:「いただいた寄付金で、この子の命は救われました。」「治療の後、一時預かり家庭に引き取られました。」
それから
お?おぉ~!レディのこの変貌、お見事!
保護団体の啓蒙イベントでは、団体メンバーや招待された人気DJなんかと同席しています。
そして何より、楽しそうにダッシュしている!骨盤を骨折して、道路脇に倒れていたあの子が!
救える命、救える体が、救われました。
レディの素晴らしいビフォー・アフター、動画をご覧ください。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws - Official Rescue Channel
Hope for Paws
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