英国が動物愛護先進国って本当?特定の犬種に貼られた「危険」のレッテル

英国が動物愛護先進国って本当?特定の犬種に貼られた「危険」のレッテル

「BSL」あるいは「DDA」は、「危険犬種法」と言えます。英国では4犬種が危険犬種に指定され、販売や販売広告、飼育や譲渡などが禁止されています。ところがこの法の元で、穏やかに生きているだけの犬が殺処分されている痛ましい事実をご紹介します。

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不合理なレッテルで、なぜ?

ベイリー、1歳

この子は、英国の動物愛護団体RSPCAが出会った「ベイリー」です。遊び好きでいつもきげんが良く、フレンドリーで、里親さんに安心して引き渡せるタイプの子です。でもそれが叶わないのはなぜかと言うと…

英国では、ピットブル、土佐犬、ドゴ・アルヘンティーノ、ブラジリアン・ガード・ドッグの4犬種はBSL(危険犬種法)で「危険犬種」に指定され、国内で販売だけでなく、飼育や譲渡も禁止されているのです。保健所に収容されたら、殺処分も待っているという厳しい状況。

そう、ベイリーはこのうちのピットブルになるため、こんなに素晴らしい子なのに、国内では飼ってもらうことができないという、納得できない状況なのです。

じゃあきっと、この保健所からRSPCAが引き出して、施設でボランティアたちと楽しく暮らすのかな?と思った矢先、恐ろしい字幕が目に飛び込んできました。

「RSPCAはこの子に残された最後の数時間を、一緒に過ごすことができました。」

えっと…つまり…

それは…

最後に

動画はショッキングな文字で終わっていました。

「ベイリー、安らかに。2017-2018」

遊び好きなベイリーの命は、「危険犬種」のレッテルの元、わずか1歳で法的に奪われました。保護団体による引き出しも「譲渡」に当たるため、不可能なのです。

危険犬種法が存在する国は複数ありますが、指定犬種はまちまちです。国ごとに決めただけで、「根っから危険な犬」などいないというあかしです。もし犬が人を襲うならば、普通はそのようにしつけられたから、あるいは全くしつけがなっていないから。どちらも犬のせいではなく、人の責任ですよね?

日本では、全国共通の危険犬種法は存在しないようです。都道府県によって、独自に危険犬種(特定種)を指定していたり、していなかったりというばらばらな状況。秋田犬や紀州犬も特定種に含む県もあるのです。幸い、英国などのようにその理由だけで殺処分ということではないようなのは救いです。

国によっては、犬を飼うことを免許制にしてはという議論もあるようです。個人的には、これは考える価値があると思いますが、いかがですか。きちんとしつけ、愛し、世話をする意志と環境がある人に限定することは、「ノリ」で命を買って放置したり虐待したり、犬に責任を押し付けるような人をかなり排除できるでしょう。(コロナ禍で多くのペットの動物たちが売れるという現象は、とても心配です。)

「特定犬種に見えるから」その命を奪うのは、人の責任を犬に転嫁するだけの、不毛な制度だと思うのです。

きらきらの笑顔だったベイリーの命は、簡単に奪われてよかったのでしょうか?オリの中から見上げる不安そうなまだ期待しているようなまっすぐな視線を、あなたは、どう受け止めますか?

※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
 掲載YouTubeチャンネル:RSPCA UK

RSPCA UK

私たち1人ひとりは、#EndBSL というハッシュタグで、危険犬種法の改定や撤廃を求めるキャンペーンに参加することができます。

英語のページではありますが、こちらのRSPCAによるBSL反対キャンペーンのページで情報発信しています。
https://www.rspca.org.uk/endbsl/

▼ 公式サイトはこちら
https://www.rspca.org.uk/

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