成長に合わせて買い替えるべき犬用品
“子犬はすぐに大きくなるから少し大きなサイズの犬用品を買っておこう”と考えがちですが、大変危険な間違いです。その犬に合った犬用品を与えなければケガや事故の原因になります。時には犬の命を奪ってしまうものです。子犬には子犬に合った犬用品を与え、成犬になるにつれて成長に合わせて買い替えるべきです。
1.首輪
首輪は犬の成長に合わせて買い替えるべき犬用品です。すぐに大きくなるからといって、少し大きなサイズの首輪をしてお散歩すると危険です。好奇心旺盛な子犬です。社会化を勉強中の子犬です。気になる何かがあれば一目散に駆け出します。見慣れない物や聞き慣れない音に驚き、急に走り出してしまいます。どんなことが予想されますか?
首輪が抜けて逃げ出し、迷子になってしまう、事故にあってしまうなどです。首輪はその犬に合ったものを与え、成長に合わせて買い替えるべきです。
2.ハーネス
ハーネスは犬の成長に合わせて買い替えるべき犬用品です。お散歩中に脱げてしまうことは滅多にありませんが、器用に脱ぐことができる犬がいます。少し大きなサイズのハーネスを与えてしまうと隙間ができてしまい、その隙間から器用に腕を抜いてしまうのです。
お散歩中に片方の腕だけが脱げてしまっている犬を見かけたことがあるのですが、飼い主さんは気づいていない様子でした。気づきにくいのも問題点ですよね。片方の腕が抜けると、もう片方の腕はもっと抜きやすく、簡単に器用に脱いでしまいます。ハーネスはその犬に合ったものを与え、成長に合わせて買い替えるべきです。
3.リード
リードは犬の成長に合わせて買い替えるべき犬用品です。リードは、主に小型犬用・中型犬用・大型犬用があり、“〇kgまで”と体重の目安が表示されています。細めのリードもありますし、太めのリードもあります。大型犬が小型犬用かなと思われる細いリードをつけてお散歩していることがありますが、引っ張り癖の全くない犬であるため問題なさそうです。
一方で、かなり強く引っ張る癖のある小型犬が小型犬用の細めのリードをつけてお散歩している様子を見ていると、適切なリードではないように思えて心配になります。
千切れてしまったり、金具が外れてしまう可能性があるからです。子犬の成長と共にリードを引く力も強くなります。リードはその犬に合ったものを与え、成長に合わせて買い替えるべきです。また、その犬の癖や性格や特徴に合わせて慎重に選ぶと良いです。
4.おもちゃ
おもちゃは犬の成長に合わせて買い替えるべき犬用品です。子犬の頃に与えたおもちゃは、成犬になる頃には壊れたり汚れたりしています。遊んでいるうちに壊れ、破片でケガをしてしまうことがあります。
中綿の分厚い布製のおもちゃは、洗った後にしっかり乾燥できておらず、カビが生えてしまうことがあります。安全面や衛生面を考えても買い替えるべきです。
また、子犬用のおもちゃは成犬には小さいサイズです。誤飲や誤食の可能性が高くなります。おもちゃによるケガや事故を防ぐためには、その犬に合ったものを与え、成長に合わせて買い替えるべきです。
まとめ
子犬から成犬になったときに買い替えるべき犬用品は主に4つあります。
- 首輪
- ハーネス
- リード
- おもちゃ
どれも不適切なものを与えることでケガや事故に繋がる恐れのあるものばかりです。子犬の成長は早く、1ヵ月ごとに買い替えが必要な場合もあります。子犬には子犬用、成犬には成犬用の犬用品が用意されています。成長と共に適切なものを与え、その犬の癖や性格や特徴も考えながら選ぶと良いです。