手話の指示を覚えたハーレー
声に反応しない子犬
ある日、オーストラリアにあるRSPCAニューサウスウェールズにグレートデンとスタッフォードブルテリアミックスの子犬が持ち込まれました。名前は「ハーレー」。
RSPCAのスタッフは、ハーレーが人の声によく反応していないことに気がつきました。そして獣医の診察の結果、実は耳が聞こえていないことが判明します。
リハビリ開始
RSPCAの施設に来た当時のハーレーは、攻撃的で落ち着きがなく、かなりの訓練が必要だと判断されました。
ハーレーの問題行動の1つに、食物関連性攻撃行動 (食べ物を守るために威嚇する) がありました。これも耳が聞こえないことが原因だったのです。
獣医師が立てた計画に沿ってリハビリが始まりました。
手話による指示
ハーレーは、特別なケアが必要な犬のリハビリセンターで訓練を受けることになりました。耳が聞こえないハーレーに、今から訓練を始めるというサインを送るために懐中電灯を使ったり、身振りで指示を与えたりと工夫されました。
その中で「手話」による指示も使用されました。
「sit/おすわり」
「good/グッド!」
「down/伏せ」
「stay/待て」
「look/ルック」
そしてハーレーはいくつもの手話による指示をマスターし、食物関連性攻撃行動も落ち着きました。耳が聞こえている犬と変わりなく過ごせるようになったハーレーは、里親さん募集に参加できるほどに成長!
そして、数ヵ月後には新しい飼い主さんと一緒に永遠のお家へ。
まとめ
「攻撃的で言う事を聞かない」と言われている犬は、ハーレーのように何らかの健康上の問題からそうなっていることもあります。今回のように子犬のうちに対処してもらえて、早い段階で問題なく暮らせるようになったことは本当にラッキーですね。
ハーレーの元気な姿をぜひ動画でご覧ください!
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:RSPCA NSW
《参考》
『Hurley』RSPCA New South Wales
RSPCA NSW
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https://www.rspcansw.org.au/
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https://rspcastore.com.au/
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https://www.rspcansw.org.au/adopt/