案件を積み重ねて保護団体も成長
レスキューのバトン
「カプチーノ」というまだ生後5ヵ月の小型犬は、カリフォルニア州で飼い主からネグレクトの状態に置かれていました。それを知ったある女性が飼い主を説き伏せて、犬を手放させたのです。
でもその夜、犬は激しい痛みで悲鳴を上げ続けるという緊急事態に。
動物救急医療の費用をまかなえない女性は、ある保護団体に助けを求め、連絡を受けた団体からさらにロスアンジェルスの保護団体HOPE FOR PAWS (HFP)に緊急保護依頼のバトンがまわってきました。
HFPのリーダーは鎮痛剤などを荷物に詰め込み、犬と女性の元に向かいました。女性は英語でなくスペイン語で話すので、スペイン語⇔英語の通訳ができるメンバーにも合流してもらいました。米国西海岸の土地柄が出ていますね。
前置きが長くなりましたが、これが、その犬です。
鎮痛剤を打つと気分がよくなったよう。盛んに尻尾を振って歓迎しています。
どうやらケガは骨折のようです。動かして痛まないよう、犬の足に添え木をしました。
犬を引き取った女性はその作業中ずっと、犬を本当に愛おしそうに抱きしめています。リーダーは彼女に痛み止めを渡し、きっとカプチーノの骨折の手術費を集めてくることを約束しました。
若いカプチーノの骨はどんどん成長しているので、折れた骨がその状態でゆ着してしまうのも早いのです。一刻も早く手術を受けさせてあげたい!
その目的で、動画公開当時に少額の寄付を募集しました。(現在はカプチーノの手術の案件での寄付は募っていません)
それから
残念ながら、その後のアップデートが伝えられていませんが、HFPはミッションを遂行する団体ですので、カプチーノは寄付金で手術を受け、骨折はきれいに治り、その後もこの女性と仲むつまじく暮らしていると、信じます!
機会があったら直接HFPに確認して、皆様にお伝えできればと思います。
この当時、HFPは今よりずっと小さく、限られた資金でぎりぎりの運営をしていたはずです。1つ1つの活動を積み重ね、動画を公開して共感を広げ、今では団体としてずいぶん成長しました。
その結果、保護案件数と人件費なども増えるため、寄付金の募集は今でも重要な活動となっています。HFPに限らず、世界中の動物保護団体、愛護団体にとって、寄付金は重要な活動資金源です。
虐待されている犬を見て手を差し伸べたこの女性を含め、カプチーノを助けるために関わった全ての人、団体に感謝します。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws - Official Rescue Channel
Hope for Paws
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