犬が亡くなるときに後悔してしまうNG行為
愛犬が亡くなった後、「あのときこうすればよかった」と後悔してしまうと、その後ペットロスに繋がる原因にもなります。今回は、犬が亡くなるときに後悔してしまうNG行為を紹介するので、愛犬が亡くなった後に後悔しないよう、自身の行いを見直すきっかけとしてください。
1.室内の危険な環境を改善しない
愛犬の亡くなり方によって後悔の理由も異なります。室内の事故によって命を落としてしまったり、足腰を怪我して歩けなくなり、それによって心身ともに老化スピードが速くなってしまったりした場合、室内の環境を改善しなかったことに対して後悔する飼い主さんも多いです。
「もっと早く安全な環境に改善しておけば、愛犬は死ななかったのではないか」「もっと長く元気に遊び回ることができたのではないか」という思いが強く残ってしまうのです。
こうした後悔を抱かないためにも、日頃から愛犬が危険な事故に遭わないよう、室内の環境を考える必要があります。危ない場所へ行かないよう柵を設けたり、有毒な観葉植物を置かないようにしたり、小さな部品を落としたままにしない、などです。
2.愛犬の小さな異変を放置する
愛犬が亡くなってから後悔するケースとして、特に多い理由が、愛犬に小さな体調不良が現れていたのに、あまり気にせず様子を見ていたら亡くなってしまったという例が多数報告されています。嘔吐や下痢、食欲不振などのちょっとした異変の場合、健康な犬であれば2~3日様子を見て病院へ連れて行く飼い主さんも多いです。
しかし、シニア犬や毎年健康診断を受けていない犬の場合、病気が原因で引き起こされている症状である可能性があります。すると、放置してしまうことで病状が悪化してしまい、突然死に至る恐れもあります。
こうしたケースを経験してしまうと、「自分がもっと早く気付いてあげられたら」「病院に連れて行っていたら」と後悔に繋がってしまいます。ちょっとした異変であっても、翌日まで症状が長引く場合は、すぐにかかりつけの動物病院で診察してもらったり、電話で相談したりしましょう。
3.スキンシップを十分にとっていない
仕事で忙しかったり、家庭内の環境の変化だったりで、なかなか愛犬との時間を設けることができず、時間があっという間に過ぎてしまい、亡くなってしまったという場合、「もっと構ってあげればよかった」「寂しい思いをしていたのでは」と後悔するケースは非常に多いです。
必要なスキンシップ量は、その犬によって異なるため、実際には明確に判断することは不可能です。そのため、愛犬が亡くなった後、多くの飼い主さんが「もっとスキンシップをとってあげれば…」と後悔してしまうのです。
生きている内に、できる限りスキンシップをとったり、遊んだりしてコミュニケーションをとり、少しでも後悔の念を軽減するしかありません。
しかし、覚えていてほしいのは、あくまでも「寂しい思いをさせたのでは」という後悔の念は愛犬自身の思い出はなく、飼い主の想像です。犬は最期まで自分のことを考え、お世話をし、心配し、愛してくれている飼い主のことをよくわかっています。スキンシップに上限はありません。
皆さんの愛犬は、飼い主さんからの愛情を惜しみなく、毎日ちょっとしたことから感じています。自分のコミュニケーション量が少なかったと責任を感じすぎる必要はないのです。
4.亡くなるときに傍から離れていた
愛犬の最期を看取りたいという思いは、飼い主であればすべての人に共通する思いでしょう。しかし、家事やちょっとした用事などでその場を離れていた間に、愛犬が息を引き取っていたという話は珍しくありません。亡くなる瞬間、隣にいてあげられなかったという思いから、後悔してしまう飼い主さんは多いです。
常に隣にいることは難しいですが、後悔するようであれば、事前に看取り方を考えておくことで後悔の念を軽減することはできるでしょう。
できる限り愛犬の傍から離れず、近くで家事をこなしたり、危篤状態の場合は仕事を休みにしたりするなど、できる範囲内で対応を考えておくべきでしょう。また、看取り場所を自宅にするといった対応方法も家族や病院側と相談しておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。犬が亡くなるとき、後悔してしまうことの多い理由とともに、関係するNG行為を紹介しました。しかし、スキンシップや看取るタイミングについては、できることに限りがあります。あまりご自身を責めすぎないよう、できるだけ後悔しないように生前から毎日愛犬との時間を大切にすることが重要です。
ユーザーのコメント
50代以上 女性 よんママ
病気で何年も通院が続いた子、発病からあっという間に亡くなってしまった子、突然倒れて亡くなった子、3頭がそれぞれの亡くなり方でした。
後悔のないように接してきたつもりでしたが、何一つ後悔がないというわけにはいかないものです。
できるだけのことしかできなかったし、精一杯やったのなら仕方ないと自分に言い聞かせるようなところもあります。
今新しい子が家族になって、この子にできていることが今までの子達にできなかったことや、その反対もあって皆に同じように接することはなかなか難しいと実感します。
いつかは必ず亡くなってしまう命を預かった以上、自分の精一杯をするしかないと思っています。
20代 男性 匿名
出来ることを全力で!それが愛犬の願いだと俺は考えてる