道路脇の危険な捕獲は一発勝負
通報・発見
ごみあさりをしている犬がいると通報を受け、保護団体HOPE FOR PAWS が現場に到着しました。
黒い中型犬は、食べ物を投げると近づいて食べますが、人の手から直接は受け取りません。
後方で車のクラクションが激しくなったのをきっかけに、道路を渡って歩き去ろうとします。
犬が道路に出るとドキッとしますね。道路脇での保護活動は気をつかいます。
捕獲まで
犬の気を引こうと、急いでボウルの水と食べ物を差し出しました。
とても暑い日のようで、犬は水を飲み始めます。
すぐ横を車が走って行くのが、こわい、こわい。
ちょっとでも刺激が強すぎると、パッと道路にとび出しそうです。
そんな状況で、食べ物でおびきよせ、ワイヤリードを首にかける作戦。
失敗は許されません。
緊張…。
行った!
犬は後ろへ跳ぶ!
そして大きく転ぶ!
キャンキャンッ!
一発で仕留めました。思い切りの良さが功を奏しましたね。
犬は悲鳴を上げながら激しく跳ね回ります。
疲れていったんは地面に伏せますが、また立ち上がって転がり、そしてリードを噛み始めます。
「ストップ!」と言っても、聞くはずもありません。犬の身になれば、逃げようと必死ですからね。
犬を引っ張ってケージに入れるのを、通行人も手伝ってくれたよう。
ケージの中でも跳ねてる、活きがいい!逃げたい一心で抵抗しましたが、人に攻撃的ではないようです。
ケージの中で激しく息をしています。
こわいでしょうね、もう少しの辛抱だよ。
恐怖心
病院に到着しても、「ジェット」の恐怖心は取れません。
人との交流に慣れていないようです。
椅子の後ろに身を隠そうとするジェットの姿が切ない…。
タオルを使ってなでた後、手で頭に触れました。
うなったり吠えたり、牙をむくことはない、穏やかな子です。でも恐怖心がまさり、やはり逃げてしまいます。
ジェットを犬のトレーニングセンターに送ることになりました。
それから
トレーニングセンターで社会性を身に着ける訓練を受けたジェット。
訓練というより、愛情を降り注いだのでしょう。
尻尾をブンブン振って、仲間の犬たちとたわむれて、楽しそう!呼びかける人にも寄って行き、訓練の成果が見えます。
犬は変われることが見て取れる、ジェットの姿を動画でご覧ください。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws - Official Rescue Channel
Hope for Paws
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