わんわんパトロールとは
わんちゃんとのお散歩は飼い主さんにとっても楽しい時間ですね。
そんな楽しい時間を過ごしながら、地域の「防犯ボランティア」にもなる活動が「わんわんパトロール」です。
この『わんわんパトロール』は市や区などの各自治体で参加者を募り、わんちゃんの散歩をすることで防犯に貢献するボランティア活動。現在その活動は全国に広がりつつあるそうです。
『ボランティア』と言うと、ちょっと敷居が高いイメージもありますが、わんちゃんと一緒に参加できるって素敵な機会だと思います。
わんわんパトロールのきっかけ
夏の猛暑の時期は別として、わんちゃんの散歩の時間帯は各家庭でそれぞれ違っていて どんな時間帯にもわんちゃんの散歩を見かけることができますよね。
もちろん、朝や夕方のお散歩はもっと多い時間帯です。
運動をするように、飼い主さんと一緒に自転車で走り抜けるアスリートワンコや、季節を楽しみながら、年配の方と一緒に、景色や街の風景をながめて、ゆったりと散歩するワンコ。
親子で一緒に、子供さんの歩みに合わせるように、お互いをいたわりあって歩くワンコや、飼い主さんと会話しながら、微笑みあい、弾むように歩くワンコ。
また、空を飛ぶ鳥や、自由に走り回る猫を目で追いながら散歩するワンコもいます。
どの子たちも、すれ違う人やワンコと挨拶して、時に立ち止り、いろんなお話をしている姿を見かけます。
それは、わんちゃんを連れているだけで、声がかけやすくなるからではないでしょうか。
犬連れはもちろん、犬を連れていない方も、知り合いではなくても気軽に声をかけてきてくださったりします。
「わんちゃんだ~」で始まり、「こんにちは」と挨拶を交わし、軽い世間話をする。
そんな声が聞こえる街は、空き巣などの不審者にとっては、とても居心地が悪い街なのではないでしょうか。
『パトロールになるってどんなこと?』について考えてみました。
こどもたちを犯罪から守る
最も散歩をしているわんちゃんの多い時間帯は、子供たちが学校の登下校時や、習い事に通う時間帯と同じくらいになると思います。
わんちゃんを連れていると、子供たちは必ずと言っていいほどわんちゃんを見ます。
そこですかさず、
「いってらっしゃい」
「おかえり」
って声をかけます。犬を連れていれば声をかけることが簡単になってきますし、子供たちも素直にお返事をしてくれますね。
その行動は連れ去りや、変質者から子供を守る事になっていきます。
体調の悪い人に気付いてあげられる
市街地から少し離れた町では、一人で畑仕事をしている年配者の方も多くお見かけします。
ワンコと散歩を入していると、手を休めて声をかけてきてくださったりして、顔見知りになったりする事も少なくありませんね。
夏の暑い時期、冬の寒い時期など畑で作業している方が体調を崩しているのを発見できたりするかもしれません。
地域の情報が伝わりやすい
最近話題に上る認知症の方など、徘徊や迷子の方があれば、「あそこに、そんな方が歩いていたわ」と情報としてお伝えすることだって可能になっていきます。
犬連れで「こんにちは」と挨拶すると、「ここはどこだった?」「どこどこへ行きたいんだけど」と、相手から声をかけてくることが無くても、こちらからの声掛けで話をする事ができたりします。
散歩のついでに清掃やポイ捨ての防止も!
ゴミ袋とトングを持ち、吸い殻や空き缶やごみを拾い町内清掃をしながらわんちゃんのお散歩をしている方があります。それも「ごみのポイ捨て」を防止する抑止力になっています。
そして大切な愛犬が、拾い食いをして体調を壊すなんてこともなくなりますね。
道を行き来する方たちが、「わんちゃん!」と言う言葉を皮切りにする挨拶には、いろんな可能性が眠っています。
わんちゃんは「挨拶のきっかけ」なんです。
地域のさまざまな見守りは、ここから始まる気がします。
最初は飼い主さんと愛犬で始まる「わんわんパトロール」ですが、わんちゃんを飼っていないと参加できないわけではないと思います。
わんちゃんを飼っていない人も一緒にお散歩できたら?
飼い主さん+わんちゃん+飼っていない方、チームを組んで散歩したり、一緒にウォーキングしたり、そんな方法も『あり』なんじゃないでしょうか。
「アニマルセラピー」という言葉があるように動物と一緒に居るだけで、気持ちがウキウキするって、また違った意味での防犯に繋がっていくかもしれませんね。
まとめ
わんちゃんをきっかけに「挨拶を交わす」その行動が、子供や年配者そして身障者などを地域で見守って行く事が自然にできていける。
そして、わんちゃんとの散歩をしている人が、「目印」をアピールすることで、「人の目」を不審者などに意識させることができ、「事件の抑止」にも繋がっていく事ができるんだと思います。
毎日のお散歩で、気負いすることなくボランティア活動に参加できるんですよね、ボランティアって難しく思われがちですが、いつもの行動がボランティアになっているって、とっても参加しやすくなりますね。
そして「わんわんパトロール隊」に参加すれば、自然にわんちゃん仲間が増えて、飼い主さん自身もわんちゃんもお散歩に楽しみが増えていきますね。
みなさんが暮らしている自治体でも募集しているかもしれませんので、一度参加してみてはいかがでしょう。
ユーザーのコメント
10代 女性 のんのん
30代 女性 まろんママ
40代 女性 みかん
散歩をしながらパトロール(見張る)という行動は少々敷居が高いようにも感じますが、愛犬と飼い主さんが、いい感じに地域に溶け込むことで、双方が幸せであれたらいいなあと思います。
30代 女性 チャッキー
通りがかった子供連れの方などと挨拶したり、「ゴミ拾いありがとう」と声をかけていただいたり、地域の為に少しでも役に立てていることが嬉しいです!
今後も他の地域でもこういった活動が増えてほしいです。
20代 女性 スー
ですが、この記事を読んでみてわんわんパトロールが広がっていくことはとても良いことだと思いました。
わんちゃんと飼い主の方にとってはいつものお散歩と変わらないですし、でもパトロールならたくさんの人と話すきっかけにもなりますし、地域の輪が広がれば犯罪を未然に防ぐこともあると思います。
これからもっと普及するといいなと思います。
40代 女性 momo
40代 女性 ぱん
お年寄りにも撫でてもらったりして、まさにセラピードッグですね。
そしてこんな日常の散歩がてらのパトロールから、防犯対策はもちろんのこと、人や他の犬との触れ合いができるなんてとても素晴らしいと思います。
また散歩することにより、ストレス発散や健康維持にも役立つなんていいことばかりだと思いませんか。
ボランティアはお金を寄付することだけではありませんよね。
誰でも小さなボランティアはできると思います。
犬を散歩中の飼い主さんがゴミをひろっている光景をたまに見ます。
自分の家の前でもないですし、自分の犬が出したゴミでもありません。
少しの気持ちで人にとっても犬にとってもやさしい環境にしたいものですね。
40代 女性 マロニー
私の住む街には「わんわんパトロール」という仕組みはなく、一体どのようにして活動がはじまり広がり、地域に浸透していっているのか想像もつきませんが、子ども達を守るのは勿論のこと、加害者予備軍に対しても抑止になるのでは?と考えられ、とてもいい活動ではないでしょうか。ひとりで起こせる行動ではないので、地元の役所に提案してみたいと思います。
女性 あさがお
犬の散歩はたいていみなさん同じ時間帯に行ないますし、町内パトロールになるなら一石二鳥ですね。
こういった活動がされている地域は、きっと防犯意識も高そうですし、地域のつながりがあれば予防にもなりそう。
私が住んでいる地域は都会なので、地域に住む方はほとんど知らない状態ですが、みなさん挨拶があって顔見知りみたいな町は理想ですよね。
30代 女性 ひまわり
女性 からあげ
女性 燕