障害をものともしない犬
劣悪な子犬工場から救出された犬
盲目のダックスフント「コーリー」のお話をしましょう。
コーリーを抱いている里親さんはこう言います。
「これまでのこの子の苦しみを思うと、これからはコーリーの望みを叶えて行ってあげたいと思います」
どんな人ともどんな犬とも喜んで接するコーリーは、悲惨な過去を背負っています。
コーリーは、不潔で劣悪な子犬工場から救出された犬たちの中にいました。
コーリーは生まれた時からこの汚れ切った子犬工場の外の世界に出たことがありません。失明した目の治療もされませんでした。子犬を生産できればよいからでしょう。
他の犬たちも、コーリーと同様に不潔な環境で放置されていました。
法整備が追い付かないのをよいことに、こうした非人道的な子犬工場が多くあり、米国の多くの州で摘発と施設再開のいたちごっこが繰り返されています。
もちろんこれは米国だけの問題ではありません。
ケージの扉が開いた時、コーリーは「見えない」人間に一生懸命尻尾を振って、腕に抱かれました。
きっと臭いでわかったのでしょう。「やさしい人が来た。外へ連れ出してくれる」と。
笑顔を届ける
盲目でも、コーリーは何も恐れません。人が大好きなコーリーは、その陽気さで出会った人を笑顔にします。
この子は、里親さんの友人の子ども。脊髄性筋萎縮症で筋力が弱く、立ち上がることや頭を支えることができません。困難な病気ですが、コーリーと遊ぶ彼の表情は明るい。しっかりと話すことができ、子どもながらに彼はこう言います。
「苦しみから犬を救い出してあげれば、犬を幸せにしてあげられます。その犬が人も幸せにするのです」
最後に
動物を虐待して利益をむさぼる施設は、断固として排除しなければなりません。動物たちの「良く生きる権利」を守りましょう。
守られた幸せな犬たち、動物たちは、私たちに幸せをおすそ分けしてくれます。
動画を見ることは保護活動支援につながります。
※こちらの記事は動画の制作・配信をしている団体より許可を得て掲載しております。
動画制作者:The Humane Society of the United States
掲載YouTubeチャンネル:The Humane Society of the United States