子犬が子犬らしく振舞える大切さ
通報・発見
このモフモフムチムチで人のよさそうな(?)子犬は「ジョジョ」です。動物愛護団体PETAのスタッフがある女性から飼い犬の世話について相談を受け、訪問した先で、相談の犬とは別に、走り回っているジョジョに遭遇しました。相談の犬が10週間前に産んだ子犬たちの中の1匹です。
聞くと、飼い主の女性が子犬を知人にあげたものの、きちんと世話をしないので取り返してきたと言います。ただ、女性はジョジョを放置気味で、ここでもネグレクトにおちいる可能性がありました。
そこで、PETAで譲り受けて施設へ連れ帰ることにしたのです。
ところで、このPETAのスタッフは、車を運転しながら日常の業務内容や心構えを話します。犬の基本的な飼い方を人々に伝えるのは重要な任務です。
「出会う動物たちの生きている状況を良くするために、私にできることを全部してあげたいです。」
これがジョジョのお母さんです。
飼い主の女性は、最悪のケースではないですよ。母犬をつないで外飼いですが、歩けるように長くロープをわたしていたり、愛護団体に相談したり、一応の気遣いを見せています。
飼い主さん、避妊や各種予防接種、暑さ寒さ対策、そしてきちんと散歩など。かけた愛情は返ってきますから、頑張ってください!
そしてジョジョのお母さん、連れていってしまうけど、幸せにするから心配しないで、許してね。
外飼いの母犬のために、小屋にワラをしいているところ。
「ジョジョ!」と呼びかけると、転がるようにかけ寄って、スタッフの腕の中に跳び込んでゆきました。
ザ・子犬!
こんなふうに呼ばれたり、抱き上げられるといった愛情を受けていなかったかもしれません。
ジョジョはボールが転がるようにスタッフを追いかけて、ヘソ天でおなかをモフってもらうと、うっとり。
そしてべったり。これは一瞬で情が移りそう。
それにしても、この子はすくすくとデカくなりそうな予感たっぷりですね!
その晩はPETAの施設の一時滞在の部屋で過ごします。
カメラに向かってくるジョジョ。「これなあに~?」
協力団体の施設に移り、そこで里親さんとの出会いを待つことになりました。
その後
そしてザ・子犬ジョジョは、里親さんに引き取られました!よかった~。
天真爛漫な子犬は、きっと人や犬が大好きな大型犬に成長することでしょう。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:PETA (People for the Ethical Treatment of Animals)