犬が『家に帰りたい時』によくする仕草や行動
1.退屈そうな顔をして伏せる
眠たそうな、全く生気のない顔をして地面に伏せます。
2.座り込んで動かない
地面に座り込んでしまい、飼い主さんと目を合わせません。
3.家の方向へ早足で歩く
最短で家に帰れる道を犬が選んで、せかせかと足早に歩きます。
4.強引にリードを引っ張って走る
飼い主さんの歩く速度を無視し、強引に先へ行こうとして強くリードを引っ張ります。
5.鳴く、吠える
飼い主さんが愛犬の動きを制御しようとしてリードやハーネスを引っ張ると、その行動をなじるように鳴きます。それでも、自分の思い通りにならなければ、「どうして、わからないの!?」とでも言うように、怒って吠えます。
6.自分が行きたくない方向へは絶対に動かない
地面の上に踏ん張って、飼い主さんが引っ張っても絶対に動きません。逆に、自分が行きたい方向へ飼い主さんが歩き出したら、大人しくついてきます。
犬が早く家に帰りたい理由とは?
不安だから
愛犬にとって、世界中で一番安心できるのが「家族と自分が住んでいる家」です。外で怖いこと、いやなことを経験してその記憶が残っているのならなおさらです。
体調が悪いから
私たち人間も、足が痛かったり、頭痛がしたり、体調が悪いときは外出せずに家でゆっくり過ごしたいと思います。犬の場合は、よほど体調が悪くない限りは散歩を嫌がることは滅多にないかもしれません。けれども、その分、散歩に出かけたがらず、さらに食欲までないときは、よほど体調が悪いと考えられます。
楽しくないから
外の気温が高いと足の裏が焼けて、体温が上がりすぎます。また、逆に気温が低いと寒がりの犬は外に出るのを嫌がります。そんな状態で散歩をしても犬は楽しくありません。
それ以外にも、リードが締め付けられて歩きにくい、一緒に行きたい家族ではない人と散歩をしている…など、犬が散歩や外出を楽しんでいないと、「さっさと帰りたい」という気持ちになるのかも知れません。
まとめ
健康を維持するためにも適度な運動は必要ですから、たとえ散歩に出たとたんに「帰りたい」と訴えられても、運動が必要だと飼い主さんが考えているのなら、「私はあなたと楽しく散歩がしたいんだよ」という気持ちを持って、心から散歩を楽しんでみましょう。
飼い主さんの思い通りにならない「踏ん張り」や「座り込み」と言った行動を見せることは、愛犬が飼い主さんへはっきりと意思を伝えようとしている証です。そうした体験を積み重ね、愛犬が望んでいることを察することが出来るようになれば、愛犬からより深く信頼されて、愛犬と過ごす時間がもっと楽しく、充実することでしょう。