タール浸け…意味不明
通報・発見
鼻にかかった子犬独特の悲鳴が響きわたり、声の主たちは、真っ黒なぼろきれのかたまりのようになって、地面に転がってうごめいています。
8匹もの子犬たちが、タールまみれになっていると連絡を受けた保護団体The Humane Society International/ India のスタッフが、現場にかけつけました。
黒っぽいかたまりを持ち上げました。これが子犬です。完全にゴミの山のように見えます。
化石が見つかるような天然のタールの池でもなさそうで、なぜこんな状態になったのかは、全く不明です。考えるのも恐ろしい気がします。
救出した時は、タールがすでに固まりかけていて、子犬たちは身動きができなかったそう。
救助されなければ、そのまま固まって死んでいったでしょう。何ということ。
洗浄
タールを溶かし、洗い流す作業は一刻を争います。
子犬たち、助かって…。
複数のスタッフが1日がかりで、少しずつタールを除去していきました。
臭いもきつかったでしょうね。子犬たちは、よく生きていました。
やっと顔が見えました。
親子の再会
子犬たちがやっとひと通りきれいになったところで、保護施設で母犬に引き合わせました。
母犬は子犬を洗浄している間、周りをうろうろしていたのでしょうか。こんな状況では、助けたくても犬はどうしていいか全くわかりませんよね。
死ぬほどのども乾いたでしょう。おなかもすいたでしょう。
ふとカメラを見上げた子犬と目があいました。
最後に
国際的な動物愛護団体に所属するインド支部のスタッフは、動物愛護先進国とは言えないかもしれない国で、懸命に活動しています。
動画を見ることは保護活動支援につながります。
※こちらの記事は動画の制作・配信をしている団体より許可を得て掲載しております。
動画制作者:The Humane Society International
掲載YouTubeチャンネル:The Humane Society of the United States