1.犬にとって嫌なニオイを漂わせている
犬は人工物の強いにおいが苦手
嗅覚がとても優れている犬はにおいによって飼い主を避けることがあります。たとえば家族の特定の人だけを避ける。そんな場合はにおいによって「この人の近くに行きたくない」と愛犬が感じていることが意外と多かったりします。
- タバコ
- お酒
- 香水
- 柔軟剤
- マニキュア
などの人工物のにおいは犬が苦手だと感じやすく、これらのにおいが体や手についていると犬は「このにおいはキツイ…!」と思ってその人から遠ざかろうとすることが少なからずあるそうですよ。
ですのであなたの体からタバコや香水などのにおいがするのでしたらそれらが原因となって愛犬が避けている可能性が高そうですね。
対処法:においに気をつける
犬がにおいによって近づかない場合は『嫌がるにおいを体につけないようにする』だけで問題を改善できるといえるでしょう。
もし愛犬が嫌がるにおいの元…タバコやお酒を断ち切ることができないのでしたら、愛犬のためにこまめに手を洗ったり服を着替えたりしてなるべくにおいがしないよう工夫することをおススメします。
2.近づくとよくないことが起きると思っている
犬を呼んだときにいつも我慢させることをしている
愛犬を呼んでもなかなか来てくれない。呼ぶと避けるように遠ざかる。といったときは「呼ばれたときに近づくとよくないことが起きる」そう犬が感じている可能性があります。
- 歯磨き
- 爪切り
- 耳掃除
- 薬を飲ませる
といったことは犬が嫌がりやすいものとなりますので、毎回愛犬を呼んでからこのようなことをしていると少しずつ愛犬が「呼ばれると嫌なことが起きる」と思って飼い主の声を無視するようになることがあるそうです。
いつも呼ばれた後に我慢しないといけないことをされていると飼い主に呼ばれたときに避けたり無視したくなっちゃうのも無理ありませんよね。私なら迷わず聞こえなかったフリをすることでしょう。
対処法:犬が『嬉しい』と思えることをしてあげる
できれば愛犬に我慢させるようなことはしたくありませんよね?ですが歯磨きや爪切り、耳掃除や薬を飲ませる。といったことは愛犬のために行わなければいけないこととなりますのである程度は耐えてもらう必要があるといえるでしょう。
ただ、愛犬に我慢させてばかりいると愛犬があなたに対して苦手意識を抱いて避けるようになってしまいますので、我慢させたあとはくわえて『愛犬が嬉しいと感じることをしてあげる』ようにすることをおススメします。
一言でいうと『ご褒美をあげる』のです。例えば爪切りをし終えた後にご褒美としてオヤツをあげるようにすると、愛犬は「ご褒美のためにがんばろう!」と感じ苦手なことでも頑張ってお利口さんにしてくれることが多いといえるでしょう。
また、愛犬を叱るときはいつも呼んでから叱っている、といったしつけを行っていると飼い主に呼ばれたときに「また叱られる…」と愛犬が感じるようになってしまい、少しずつ飼い主の呼び声を無視したり物陰に隠れたりするようになってしまいます。ですので、呼んでから叱るという行為にもし心当たりがあるのでしたらやめるようにしましょう。
3.犬が苦痛に感じることをしている
犬が苦痛に感じる接し方をしている可能性
なんだか愛犬に避けられている…。近寄るとすぐに離れてしまう…。そういった場合は愛犬があなたの行っていることに対して苦手意識を感じているのかもしれませんね。
- 大きな声で話している
- いきなり動いて驚かせる
- ビックリさせることが多い
- 犬が嫌がる場所をよく触っている
- 力強く触っている
- 叩いている
などの行為に心当たりがあるのでしたら、愛犬はあなたの接し方に苦痛を感じていたり我慢したりしている可能性が高いといえます。愛犬が嫌がることばかりしていると避けられるだけでなく信頼関係にヒビが入ってしまうことになりますので接し方を改善する必要があるといえるでしょう。
対処法:犬が嫌がることをしない
あなたが行うなんらかの行動に対して愛犬が『不安』『緊張』『恐怖』といったネガティブな気持ちを抱きながら避ける場合は愛犬が嫌がることをしないよう接し方を見直すことが重要となります。まずはどういったときに愛犬があなたから離れることが多いのか観察してみることをおススメします。
ちなみに『叩く』『怒鳴る』といった恐怖や苦痛を与える行為をしているのでしたら、信頼関係が崩れたり愛犬にストレスを溜め込ませたりすることとなりますので、たとえしつけとして行っていてもやめるようにしましょう。
まとめ
- 犬にとって嫌なニオイを漂わせている
- 近づくとよくないことが起きると思っている
- 犬が苦痛に感じることをしている
といった理由によって犬は飼い主から避けることがあります。ご紹介した3つの理由以外にも犬が飼い主を避ける理由はあるといえますがほとんどの場合、私たち人間が人を避けるときと同じ理由だといえるでしょう。
ですので愛犬に避けられないようにするためには『自分がされると嫌なことを愛犬にしていないか』といったことを定期的に見直すようにすると良いと思いますよ。