愛犬から嫌われてしまうNG行為をしていませんか?
犬を飼ったら、愛犬から好かれる飼い主になりたいですよね。愛犬から好かれていなければ、いい信頼関係を築くこともできません。でも「好かれたい」と思っていながら、無意識に愛犬から嫌われるようなことをしていませんか?
普段やっていることが実は間違っていて、愛犬から嫌われる原因になることもあるので注意が必要です。そこで今回は、愛犬から嫌われてしまうNG行為をご紹介していきたいと思います。
NG行為①構わなすぎる
元々群れで暮らしていた犬たちは、孤独や退屈が苦手で、飼い主さんとのスキンシップやコミュニケーションを求めます。ですから毎日散歩へ連れて行ってくれて、たくさん遊んでくれる飼い主さんのことはどんどん好きになっていきますが、その逆の飼い主さんのことはあまり好きになれません。
飼い主さんが出掛けてばかりだったり、家にいてもテレビやスマホに夢中でろくに構ってもらえない毎日だと、愛犬は不満や寂しさを募らせ、飼い主さんのことを嫌いになってしまうかもしれません。
NG行為②構いすぎる
構わなすぎがNGだからといって、構いすぎるのよくありません。愛犬とのスキンシップやコミュニケーションは大切ですが、片時もそばを離れずに抱っこをしたり、スマホで撮影したり、撫でたりして構い続けていると、愛犬に「しつこい」と思われて嫌われてしまう可能性があります。
嫌われないとしても、いつもべったりで過ごしていると愛犬が飼い主さんに依存して、飼い主さんがいないと不安を感じるようになってしまうことがあります。その結果、上手にお留守番ができなくなることも。
どんなに愛犬が愛おしくても、別々に過ごす時間を作り、構いすぎないようにしましょう。構わなすぎず構いすぎずの適度な距離感を持って接することが、愛犬との良好な関係性を築くことにつながります。
NG行為③厳しくしすぎる
「誰からも愛されるお利口な犬になってほしい」そんな思いから、愛犬に厳しくしすぎていませんか?しつけをする上で、時には毅然とした態度で接することも必要ですが、ガミガミ叱ってばかりでは愛犬のストレスになります。また、いつも怖い顔ばかりしている飼い主さんのことを愛犬が嫌いになってしまってもおかしくはありません。
もし『愛の鞭』と称して愛犬を叩いたりすれば、嫌われるだけでなく信頼も失います。今や犬のしつけは『褒めて正しい行動を教えていく』のが基本。体罰は厳禁です。首根っこをつかんで押さえつける、無理やり仰向けにする、マズルをつかむといった古いしつけ本では定番だった叱り方も犬に強いストレスを与え、関係悪化につながりやすいのでNGです。
NG行為④無理やりお手入れをする
シャンプー、爪切り、肛門腺絞り、ブラッシング、歯磨きといったお手入れが苦手な犬は多いですが、犬の健康を維持する上でお手入れは欠かせません。
飼い主さんの中には愛犬の健康のためを思って、愛犬が嫌がっていても無理やりお手入れをするという人もいるでしょう。でもこのやり方を続けていると、ますますお手入れを嫌がるようになるだけでなく、嫌なことを無理やりしてくる飼い主さんを嫌いになってしまうことも…。
愛犬がこれ以上お手入れ嫌いにならないようにするためにも、飼い主さんのことを嫌いにならないようにするためにも、無理やりお手入れをするのはやめましょう。
ブラッシングや歯磨きが苦手なら、一気にやらずに何日かかけてやるつもりで少しずつやったり、シャンプーや爪切り、肛門腺絞りが苦手なら、トリミングサロンにお任せしたりするのがおすすめです。
まとめ
今回は、愛犬から嫌われてしまうNG行為を4つご紹介しました。「愛犬が愛おしくて」「愛犬のためを思って」といった気持ちからやる行為が、裏目に出てしまうことも多いので気をつけたいですね。
もし愛犬に嫌われてしまった場合は、無理に仲良くなろうとするとさらに嫌われてしまう可能性があるので要注意です。焦らずに、離れてしまった心の距離を少しずつ縮めていきましょう。