愛犬の利き手をご存じですか？

犬に利き手がある事を知っていましたか？

人間は、９割が右利きで１割が左利きだだそうです。

では、犬の場合、どちらの手が利き手になるのでしょうか？そもそも利き手なんてあるのでしょうか？

右利き？左利き？両利き？

犬には、右利きと、左利き、それに少数ですが両利きが居ます。

オーストラリアにあるシドニー大学で行われた研究では、犬にも「右利き」「左利き」があり、それぞれ１５％ずつに分かれているそうです。それ以外の犬はどちらでもないとの結果が出ました。

また同じような研究が、イギリスのマンチェスター大学でも行われており、こちらの研究では、右と左で、約５０％に別れ、ほぼ半数という結果になりました。両利きはそれほどいなかったそうです。

人間のように偏らず、ほぼ半々の割合なんですね。

利き手のチェック方法

実験では以下のような手順で利き手の調査が行われました。

• 犬の前に手を出す
• 犬の鼻にテープを貼り付ける
• 容器や筒などにおやつを入れる
• タオルの下におやつやおもちゃを隠す
• 普段手を使うときの行動をよく観察する

それぞれ、どちらの手で取ろうとするか測定しました。

また、他にも歩き始める時に踏み出す足の左右を見たり、様々な仕草をよく観察し、どちらが利き手かを判断したそうです。

このような方法で確認したデータは、全て記録して、どちらの足を使うのかまとめていきます。

数十回か行う事で、はっきりとした利き手が見えてきます。

もしきき足が無いようであれば、その犬は両利きとなるそうです。

意外と根気のいる確認作業・・・

利き手で何が分かる？

このように、犬の利き手が研究されている背景として、犬の脳の研究にも関係があります。
研究が進む事で、聞き手を使う時、脳のどのあたりが活性化するのか、右脳と左脳どちらが優勢なのか等、犬の公共事業や軍務、セラピー犬などにてきしているかなど、判断材料になりえるそうです。

解明が進めば、犬の性格診断なども出来そうですね。

ちなみに、右利きでつむじが反時計回りの犬は、頭の良い犬という情報もあり、盲導犬試験などに合格しやすいという噂もあります。（真意は定かではありません・・・）

また、とある研究では、「利き足のない犬が花火や雷の音が苦手な傾向がある」という発表もあり、利き足と脳の傾向に因果関係がある事についても研究が進んでいるもようです。

さて、実際に利き手で優劣をつけるのはどうかと思いますが、研究結果を見るとなにかしらの参考にしても良いかもしれませんね。

そのほかにも、犬を歩かせる時の位置で、「利き側」なんてものもあるそうです。

利き手で性格に特徴が出るなんて、ホント不思議ですね～