犬の『睡眠時間』は何時間が最適?

犬の『睡眠時間』は何時間が最適?

おうちで一緒に生活していると、犬たちが良く寝ている姿を目にする機会も多いですね。うとうとしていたり熟睡していたり、寝ていると思ったら実はちゃんと起きていたりと犬の睡眠スタイルは様々です。しかしふと犬を見ると「寝ている」なんてことも多いのですが、いったい犬たちは何時間の睡眠を必要としているのでしょう。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

ヒトの睡眠時間

窓辺で寝る柴犬

我々人間が必要とする睡眠時間はかなり個体差があるといわれています。また年齢によっても異なり、一般的に若い人ほど睡眠時間を必要とし、高齢になるにつれて短時間の睡眠で十分になるというデータもあるようです。一日のうちまとまった睡眠時間をとることができるのは、もちろん夜間です。そのため夜間の睡眠時間で比較しましょう。

年齢ごとの睡眠時間

10歳未満の子どもに必要な夜間睡眠時間はおよそ9時間。このほかもっと幼い子の場合は昼寝も含めると10時間から12時間くらい寝る時間があるようです。新生児はもっともっと長く、15時間以上眠るといわれています。

思春期の15歳前後で7時間~8時間、親御さん世代の40歳前後の人は6時間~7時間で十分であるといわれています。60歳以上になると6時間程度睡眠をとればよいようです。

睡眠の質も変わってくる

加齢とともに睡眠自体も浅く、うとうとする時間が長くなっていくようです。そのため高齢者はほんのちょっとした物音で起きてしまったり、トイレに何回も起きてしまうということが起こります。

よく言われる「1日8時間睡眠」はあくまで若い人の目安といえるようですね。また、人の場合は睡眠に一定のリズムがあることが分かっています。浅い眠りを「レム睡眠」、深い眠りを「ノンレム睡眠」といい、これをおよそ90分間隔で一晩のうちに3~5回程度繰り返すといわれています。

犬の睡眠時間

へそ天で寝る犬

人の睡眠時間は年齢やそれぞれの個体によって異なります。では犬の場合はどうでしょう。

犬にとって必要な睡眠時間というものは、はっきりとした研究などで分かっているものではないようです。しかし一般的に、あるいは経験的に彼等は一日のうちのかなりの時間を寝ているということが分かっていて、そのおおよその時間は15時間~18時間程度のようです。

1日は24時間なので、18時間寝ているとするとごはんの時間、排泄の時間、散歩や遊びの時間以外、ほとんど寝て過ごしているということになります。

もちろん犬の場合も個体差や年齢差があります。ヒト同様に若い子犬はよく眠り、成長にともない睡眠時間が短くなります。老犬になると体内時計やリズムが狂ったり体力をうまく分散させられずに、妙な時間にぐっすり眠って夜中に浅い睡眠と覚醒を繰り返すなどの行動が見られるようです。

犬の睡眠リズム

ソファで寝る犬

ヒトの場合は深い眠りと浅い眠りをおよそ90分間隔で繰り返す睡眠で、浅い眠りの周期の時に目を覚ますとすっきりと起きることができるようです。

犬の場合にもこのような深い眠りと浅い眠りがあり、ヒトと同じように交互にこれを繰り返すようです。しかしヒトの周期に比べずいぶんと短く、ある研究によると夜間の8時間の間に睡眠と覚醒をおよそ20分ほどの周期で何回も繰り返されていたという結果がでたそうです。15分ほど寝てちょっと起きて、また15分ほど寝てまた起きて、という繰り返しです。

自分に置き換えるとちっとも寝た気がしなくてかえって疲れてしまいそうな周期ですが、犬にとっては野生だったころや外で飼育されていたころの名残なのでしょう。たとえ眠っていても、何かあればすぐに起きて反応をしなければいけないため、このようなリズムの睡眠方法を獲得したといわれています。

ただし現在は産まれてからずっと室内犬であったり、外敵の心配をする必要のない生活をしている犬も多く、眠っているときに熟睡しすぎてゆすっても起きないなんてのんきな犬もいるようですね。

まとめ

昼寝するコーギーの子犬

犬の睡眠時間について、いかがだったでしょうか。1日のほとんどを寝て過ごす犬たちですが、人間の生活に合わせて夜中もずっと起こしていたりすると、犬も睡眠障害を起こすことがあるとのことです。彼らの生活リズムに配慮し、人間も早寝早起きをすると健康的でいいかもしれません。

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