突然、非日常に放り込まれる交通事故
通報・発見
グレンディという妊婦さんが2匹の犬を含めた家族と共に車で高速道路を走行中、盗難車を運転していたドライバーに衝突されるという大きな事故に巻き込まれました。フロント部分が無残につぶれた写真からも、事故の深刻さがうかがえます。
女性と犬の「ラヴィ」はケガを負って病院に運ばれました。犬の「フォックス」は事故現場から逃げ出し、行方不明になってしまったといいます。かわいそうに…。
これがケガをしたラヴィです。
そして行方不明のフォックス。
動物愛護団体J.J. Woofin’ Paws Rescue Agencyは、ラヴィのあごの手術に必要な経費をまかなうため、寄付金を募りました。そして複数の手術と回復のために、ラヴィは2ヵ月間、1人で入院を余儀なくされたのです。
そしてついに、ケガから回復したグレンディがラヴィを迎えに来ました。
ケージの奥に横たわるラヴィに、グレンディが声をかけます。静止画の右手に映る長い髪の人がグレンディです。
「ラヴィ、ヘイ、ラヴィ」と呼びかけますが、ラヴィは不思議そうな顔で見上げるばかり。
5秒ぐらいしてやっと、歩き出し、半信半疑でゆっくりと近づいてきました。
一応、尻尾をゆらゆらと振っているのですが、何となく反応が薄い?もっと、ほら、我を忘れたように転がり出てきて「めちゃくちゃに喜ぶの図」はないのかな?事故後、2ヵ月ぶりの再会ですよ?
ラヴィは一回、ブルブルッと体を震わせて、それから我に返ったように、喜びを表し始めました!
ヒンヒンと鼻を鳴らし、「めちゃくちゃに喜ぶの図」!本当だ!ママだ!最初は夢を見ているような気分だったのかもしれませんね。
グレンディさんの大きなおなかも映っています。おなかの子もこの大事故を生き延びることができて、本当によかったですね!
グレンディの後ろにいる2人の女性は、説明はありませんが、レヴィを助けるために奔走した愛護団体の人たちかも。 その2人にも、ラヴィはあいさつします。
「手を差し伸べてくれて本当にありがとう」愛護団体に感謝の言葉を述べるグレンディと、舌を出して感謝を表す(笑)ラヴィ。
「フォックスはまだ見つかっていません。でも、他の動物たちの保護活動などで私にできることがあれば是非お手伝いします。ありがとう」と、この縁を今後につなぐグレンディ。このように支援の輪が広がるといいですね。
それから
その後、フォックスが無事に発見されたかどうかは不明ですが、どうか見つかっていますように。事故を乗り切った家族は、これからも強いきずなで結ばれていくことでしょう。
愛犬と一緒に車で移動する際は、万一の事故も想定して準備や行動ができるとよいですね。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:J.J. Woofin' Paws Rescue Agency