コンテナ下の角で縮こまった犬
通報・発見
ロスアンジェルスの保護団体HOPE FOR PAWS に、車にはねられた犬がコンテナの下に隠れていると通報がありました。負傷してからすでに数週間経過しているとのことです。
コンテナの下をのぞくと、小さな犬がいちばん奥の角に逃れてうずくまりました。
ごみの陰に隠れて、体と顔の半分が見えています。もものところにケガをしているのが見えますね。
長い竿にネットをつけてコンテナの下に差し込むと、犬はそれをよけて逃げます。
どんな態勢で作業しているのかというと、こんな感じ。つらそう!そして入り口が狭い!
犬が竿の先のネットにひっかかったようです!
竿を引き出すと、後ろからのショットで姿は見えませんが、犬が怒ってウニャウニャ言っているのが聞こえます。ピンクのシャツの女性が、犬の上からさらにネットをかぶせておさえこみました。確保!
犬はネットを噛み切ろうと頑張っています。
しばらく暴れていましたが、上から手を添えていると、あきらめたか、大人しくなってきました。
指で小さな頭をトントントン、と軽くタップし続けます。落ち着かせるテクニックのひとつのようですよ。
それから徐々に頭をなでます。その感触に慣れされて、それを気持ちよいと感じてくれたら、進歩です。
だいぶ落ち着きました。
布のリードを首にかけ、タオルを頭からかぶせて、車へ抱いていきました。
名前は「エイミー」にしました。
車中でマイクロチップリーダーを当て、チップが埋まっていないことを確認。みなさん、飼い犬のマイクロチップ装着は、万一行方不明になった時に発見の役に立ちますよ。
寝ちゃった…。疲れていたのでしょう。
手術
ひざの近くの骨折が見つかり、手術をしました。
体の外側に固定器をつけることになったようです。見えにくいですが、右後足の上に固定器があるのがおわかりでしょうか。
手術から数日後のエイミー、一時預かり施設での様子です。すっかり人になついているし、固定器をつけた状態で小走りもできています。
それから
8週間後、固定器ははずされ、ケガは完治しました。
預かり施設で他の2匹のチワワと一緒にいる場面は、とてもかわいらしいですよ。2匹に比べると、エイミーはちょっと、大人しめです。
施設の女性のふくよかなひざの上に載ってくつろぐエイミーもまた、幸せそう。この後、里親さんが見つかったことを祈ります。動画を是非ご覧ください。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws - Official Rescue Channel
Hope for Paws
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