ぬいぐるみを投げ捨てるように
事故ではなく、虐待
この子は「セリア」。左足に包帯をしているのは、なぜって?
それはね、子供がセリアを家の2階のバルコニーから投げ落として、ひどく骨折したからです。
家族は一応、動物愛護団体PETAに通報しました。
でも、もうセリアはいらない、と言うのです。
なぜなら…
「かわいくないし、元々飼いたくなかった」ですと。
支離滅裂ですね。きっと普段から家族がセリアを雑に扱っていたので、かんしゃくを起こした子供が、ぬいぐるみを投げるようにセリアを2階から地面に投げ捨てた、という因果関係が見えるようです。
犬を飼う資格、完全に、全く、なし。もう絶対に飼わないでほしいです。
切断
骨折の状態があまりにもひどかったため、医師は足を温存することをあきらめ、切断になりました。
手術後の縫い合わせた跡が痛々しいですね…。
不慮の事故でなく投げ捨てられて、前足切断ですよ。どう思います?殺されなくて運がよかったと言うべきでしょうか。
でもね、ここが犬のいいところ。
人間ならきっと、なぜこんな目にあわなきゃならないの、と恨んだり落ち込んだりすることでしょう。
でも犬のセリアはとりあえず元気になって、ちょっと不自由でもハッピーなんです。
「あれ、こんなだったかな?何か、へん?ま、いっか。」といったところでしょうか?
見てください、このきれいな瞳。
3本足の歩行にも、少しずつ慣れていくでしょう。人なつこく前向きな性格で、PETAの事務所内でも人気者だったそう。
この男性なんて、椅子から降りて、床に四つん這いになって、セリアとじゃれていますよ。
その後
セリアは以前の家庭とは比べ物にならない、素敵な里親さんの家庭に引き取られました。
体は不自由でも、絶対に今の方が幸せでしょう。将来、できれば義足をつけられるといいかな、と思いますね!
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:PETA (People for the Ethical Treatment of Animals)