よく見れば、ない
通報・発見
足を骨折した犬を見たという人からの連絡で、ロスアンジェルスの保護団体HOPE FOR PAWS が夜の保護活動に出動。
到着する少し前に、「ワトソン」がいた道路上でけんか騒ぎがあり、おびえたワトソンは店の屋外作業場のようなスペースに避難していました。
投げ与えた食べ物を拾いにくる時、スムーズに歩けないのがわかります。でもよく見ると、足の骨折ではないことに気づきました。
接近・保護
後足が1本少ない、3本足なのです。うまくバランスを取って歩いています。
生まれつきなのか、事故や病気で失ったのかはわかりません。
食べ物を投げ与えると近づいて食べますが、手から直接食べるのは、まだためらっています。
棒の先の輪を首にかけてとらえることを試します。
ワトソンはこの棒と輪をあまり気にしていないよう。輪がちょっと小さ過ぎるかなあと思いましたが、すっぽりとはまりましたよ。
ワトソンは元々、人なつこい性格なのでしょう。つかまっても「あれ?」という感じ。少し後退したぐらいで、猛烈に抵抗することはありません。そして、初めて手から直接、食べ物を受け取ってくれました。
あえて柵のすき間から手だけ伸ばして、ワトソンをなでます。これでもう、保護の8割方は完了ですね。指で頭をかくと気持ちいいのか、首をくにゃっと曲げるのがかわいらしい。
この後、小さいワトソンを柵のすき間から外に誘導することができました。もう人を恐れません!
車内ではすでに、こう。
ケア
体を洗って、真っ白ふわふわになりました。
この子にとって、3本足は決して幸せの障害ではありません。
「3本足だけど、それが何か?」と言っているよう。
おなかが一杯になって、疲れが取れて、嬉しくて、楽しくて、幸せ。
それから
ワトソンは一時預かり施設で里親さんとの出会いを待つことになりました。
人をすっかり信頼してくれるワトソンに、素敵な出会いがありますように。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws - Official Rescue Channel
Hope for Paws
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