1.同じ行動をよくしている
「あなたと愛犬はいつも同じ行動をしているよね」そう言われたことのある飼い主は少なからずいることと思います。犬が飼い主と同じタイミングであくびをする。飼い主が笑顔のときは犬も優しい顔をしている。寝方が一緒。など気がつくと犬が飼い主と同じ行動をすることって割とよくあるそうです。
なんでも、犬が飼い主と同じような行動を行うのには犬の習性が関係しているそうです。犬は古くからグループで行動しながら生きてきた動物なのでリーダーや仲間と同調しやすく、現代の犬は一番信頼関係が築けている飼い主に同調することで同じ様な行動をすることが多いようです。
また、犬が同調するのは仕草や行動だけでなくなんと性格もだそうですよ。実際に優しい性格の飼い主の場合は犬も優しい性格になりやすく、短気な性格の飼い主だと犬も怒りっぽい性格になる傾向にあるようです。『犬がどう育つかは飼い主次第』という言葉は『犬の同調効果』に対しても当てはまるといえそうですね。
2.犬が飼い主と同じような性格をしている
犬が飼い主に似た性格になるのには犬の同調効果以外にも理由があるそうです。それは『環境』です。長い間飼い主と犬が同じ環境で毎日暮らしていると習慣や出来事を共有することが多いですよね?その結果、自然と犬と飼い主の性格や感じ方、行動などが似てくるそうですよ。
例えば、眠る時間になると飼い主と犬が眠たくなって同じタイミングで寝る準備をする。飼い主がフレンドリーな性格で自宅によく友達を招いている場合はその環境によって犬も陽気でフレンドリーな性格になりやすい。といったように習慣や環境などによって犬と飼い主の性格が似てくることは珍しくないそうですよ。
3.犬と飼い主の顔が似ている
「散歩をしている人と犬の顔がどこか似ている」「ネットで見た犬の飼い主と犬がそっくりの顔をしてる!」そう感じたことのある人はとてもたくさんいることでしょう。「もしかして犬を飼っているとお互いの顔が似てくるの?」と思う人がいるかもしれませんが、実は犬と飼い主の顔が似ているという少し不思議な現象には理由があるのです。
飼い主の多くは意図的か無意識なのかは分かりませんが犬を家族を迎えるとき『自分に似た犬』を選ぶ傾向にあるそうです。これは人間が『見慣れたものに対して安心感や親近感』を感じやすいという心理が関係していて、見慣れた自分の顔や家族の顔に似た犬に安心感や親近感を感じて家族に迎えることが多いそうですよ。
つまり犬が飼い主に似るのではなく、飼い主が自分に似た犬を選んでいるということになりますね。
4.犬と飼い主の相性がピッタリ
こちらも『犬は飼い主に似る』とは少し違ってしまいますが、犬が飼い主の性格に似ている。相性がピッタリ!と感じたときは飼い主のある行動が関係していることが多いといえます。先ほどと同じように飼い主が犬を家族に迎えるときは無意識か意図的かは分かりませんが『自分と相性の良い犬』を選んでいる傾向にあるそうですよ。
実際に、犬を飼おうと思って数匹の中から愛犬を選んだとき「愛犬から何か特別なものを感じた」「どこか自分に似ていると感じた」といった具合に自分にとって縁のある特別な犬のように感じたことのある飼い主は数多くいることでしょう。
犬との相性は実際一緒に生活してみないと分からないといえますが、犬を迎えるときに愛犬から何かを感じた場合は相性が良かったり信頼関係を築きやすかったりするそうですよ。
まとめ
今回は犬が飼い主に似る理由を4つお伝えしました。犬は飼い主と一緒に暮らすことで飼い主の仕草や行動を真似することが多く、環境によって飼い主と同じ性格や感じ方になる傾向にあるようですね。
また、犬を家族に迎えるときに飼い主が自分に似た犬、相性の良さそうな犬を選ぶことで結果的に犬と飼い主が似やすくなるともいえるでしょう。信頼関係が築けていたり愛情をたくさん受けているほど犬は飼い主に似る傾向にありますので、色々な人から「あなたと愛犬はよく似ているね」といわれるようになると良いですね。