人々の連携で、幸せ街道へまっしぐら
通報・発見
1ヵ月以上、高速道路のスロープ周辺に住みついていた「エマ」の保護依頼に、保護団体HOPE FOR PAWS がかけつけました。
女性は毎日エマに食べ物を与え、何回かはつかまえようとして失敗していました。
まるでフェネックギツネのように大きな耳が印象的。
投げた食べ物を拾って食べましたが、とても人を警戒しビクビクしていて、慣れていない人がつかまえるのは確かに難しそうです。
作戦
ケージトラップを置いてカメラを設置しその場を離れると、エマがやってきました。
カメラの臭いをかいで危険でないことを確認してから、食べ物を追って警戒しながらケージも調べます。体ごとケージに入らずに後足は外に残したままなので、フタがバタンと上から閉まると、エマはとび上がって逃げてしまいました。まずは失敗です。
再度ケージを仕掛け直すと、やはり後足は外に残して、体を前のばして食べ物を拾っています。賢い…。
こんな調子で2時間費やしました。
でもその2時間はきっと、無駄ではなかったと思いますよ。ほら、ここまで近づけました。
エマがリードの輪の中に頭を差し入れて指先の食べ物に食いついたら、輪をしぼってつかまえるのですが、うまく行くでしょうか?
手から直接食べ物をもらって、いいところまでは行くのですが、さっと身をひるがえして離れてしまいます。てごわい!
勝負!
もうそろそろ食べ物がなくなってきました。ここで勝負を決める!
前足を…ガッと!
仲直り
こわー、咬みつかれるかもよ…。
その前に急いでケージトラップに放り込みました。そして仲直り。
取り急ぎ協力者の自宅へ向かう車の中ではほら、もうこの通りです。
他の犬たちがいるこのお宅もおそらく保護犬の世話をしているようですが、すぐに他の施設が一時預かりと家庭犬訓練を申し出てくれました。
それから
そして数週間後、エマは里親さんの家庭に引き取られました。仲間の犬や人の子どももいるお宅です。家のスペースも十分にありそうで、エマ、やったね!
最初にエマに食べ物をあげていた人から、色んな段階で協力者が間に入ってくれて、エマを幸せ街道に乗せてくれました。みなさんありがとう!エマ、元気でね。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws - Official Rescue Channel
Hope for Paws
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