1.心配している
悲しんでいるときに愛犬がトコトコとそばにやってきて静かに寄り添ってくれた。そんな経験をもつ飼い主が数多くいることと思います。飼い主が悲しんでいるとき、どうして犬は寄り添ってくれることが多いのでしょうか。
様々な理由が考えられますが、おそらく『心配している』という理由がもっともよくある理由といえるでしょう。犬はとても賢く仲間想いな生き物なので、仲間である飼い主が悲しんでいるとその気持ちを感じ取ることができるそうです。
犬のなかには『クーンクーン』と鳴きながら心配したり、飼い主の目から流れた涙を舐めて慰めようとすることも珍しくないのだとか。言葉で飼い主を慰めることができない犬は、それ以外の方法を使って一生懸命大好きな飼い主を励まそうとしてくれているのでしょうね。
2.異変を感じている
犬は日頃から飼い主の姿をよく観察しています。ですので、飼い主の様子がどこかいつもと違ったり飼い主が元気を無くして静かになっていると、「どうしたんだろう？」と異変を察知することがあります。
その結果、落ち込んでいる飼い主のそばに来てジーっと顔を見つめ「どうしたの？」といわんばかりに不思議そうな表情をすることが少なからずあったりします。
また、犬は相手の姿や表情だけでなく声の強弱や明るさなどを聞いて、相手がどのような気持ちになっているのかを知ることができるといわれています。
愛犬が心配しないように強がって接していても心を見透かしているかのように心配そうに見つめてきた。という話も実際にちらほらあったりするのです。犬の観察力はとても優れているんだなぁと感じずにはいられませんね。
3.同じ気持ちになっている
仲間意識が強い犬は仲間が悲しい気持ちになっているときや怒っているとき、自分自身もその仲間と同じ気持ちになることがあるそうです。
例えば、あなたに嬉しいことがあって喜んでいると愛犬も一緒に楽しそうにはしゃぐことってありませんか？あなたが眠たくなったときにあくびをすると愛犬も真似るようにあくびをした。そんな経験はないですか？
もし、心当たりがあるのでしたら、愛犬は仲間であるあなたの気持ちに同調している可能性が高く、あなたが悲しい気持ちになって落ち込んでいるときは愛犬も一緒につらい気持ちになっている可能性があるといえるでしょう。
あなたが落ち込んでいるときに愛犬が寄り添ってくれるときは、もしかするとあなたの気持ちを感じ取り「一緒にネガティブな気持ちを取り除こう?」と勇気づけてくれているのかもしれないですね。
4.笑顔になってもらおうと思っている
寂しい気持ちで胸が支配されているときは愛犬が寄り添って慰めてくれる。おもちゃを持ってきて「一緒に遊ぼう！」と元気づけようとしてくれる。
そういった場合は、愛犬があなたに笑顔になってもらいたいと感じているのかもしれませんね。犬の気持ちを完璧に知ることは難しいですが、おそらく犬は大好きな飼い主の悲しんでいる顔を見たいのではなくニコニコ楽しそうにしている顔を見たいと思っていることでしょう。
また、犬は飼い主の落ち込んでいる姿を見て同調し不安を感じることがあります。ですので犬が飼い主を慰めるときは自分自身の不安な気持ちを取り除くために、飼い主を元気づけている場合もあるのかもしれませんね。
まとめ
今回は犬が人を慰める4つの理由をお伝えしました。悲しい気持ちになったり落ち込んだりしているときに愛犬が心配そうな顔をしながら慰めてくれる。といった経験を持つ飼い主はたくさんいることと思います。
言葉が話せない代わりに仕草や行動で一生懸命元気づけようとしてくれる愛犬を見ると、犬って本当に相手の心を思いやることができる優しい生き物なんだなと感じずにはいられませんよね。まさに犬は一生の友達であり家族といえるでしょう。
