1.お留守番時間が長い
日中は家族は仕事や学校で、愛犬は家の中でひとりでお留守番をしているという家庭も多いのではないでしょうか。ですが、お留守番でひとりぼっちの時間が長すぎることは、わんこにとってはストレスになってしまいます。
わんこはもともと群れで暮らしていた生き物ですから、ひとりぼっちは苦手なのです。ひとりぼっちの時間が長く、家族とのコミュニケーションが不足しすぎてしまうと、常同障害を引き起こす可能性もあります。
2.過剰なスキンシップ
ひとりぼっちが苦手で、家族とのコミュニケーションが大好きなわんこ。ですが、過剰なスキンシップもまた、ストレスの原因になることがあります。
たとえば、気持ちよく眠っているところを触ったり撫でたりすると、わんこを無理に起こしてしまうことにもなります。
また、人間同士は友愛の証としてハグをしますが、これはわんこの世界には存在しない習慣。ぎゅっとハグをするとわんこはびっくりしてしまったり、窮屈に感じたりして、かえってストレスを与えてしまいます。
3.家族の仲が悪い
飼い主さんたちが夫婦喧嘩をしていたり、親が子どもを叱りつけていたりすると、愛犬が間に割って入って仲裁しようとしてくる、というのはよく聞く話ですよね。わんこは群れで暮らしていた生き物であり、群れの中が平和であることを好む平和主義者です。
そのため、家族の中でギスギスした雰囲気を感じ取ると、いつもの平和な空気に戻したいと思うのです。それだけに、喧嘩や言い争いが頻発するなど、家族仲が悪い状態に身を置いていることは、わんこにとって強いストレスになります。
4.飼い主さんがストレスを抱えている
わんこは飼い主さんの表情や声色、体臭などから、飼い主さんの感情を敏感に察知します。悲しいことがあって泣いていたときに、愛犬がそっと寄り添ってくれたり、涙を舐めて慰めてくれた、という経験がある人も少なくないのではないでしょうか。
こういったとき、わんこは飼い主さんの感情を理解しているだけでなく、共感の気持ちを抱いているということが最新の研究結果でもわかっています。
そのため、飼い主さんが慢性的にストレスを抱えていると、愛犬にもその気持ちが伝染し、同じようにストレスを感じてしまうことがあるのです。
5.不快な音がある
人間が不快と感じる音と、わんこが不快と感じる音には差があります。そのため、私たちが何とも思っていない音でも、わんこにとってはストレスのもとになってしまっている可能性があります。
電化製品の音やエンジンの音、ヘビーメタルの音楽などは特に苦手と感じるわんこが多いようです。花火や雷など防ぐことのできない音は仕方がありませんが、飼い主さんの工夫や生活習慣の見直しでなくすことのできる不快音は、できるだけ立てないようにしてあげましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?わんこの感情の豊かさは、わんこの大きな魅力の1つではありますが、それだけに、思いがけないことにストレスを感じてしまう可能性があることがおわかりいただけたかと思います。
ストレスは積み重なると、無駄吠えや破壊行動といった問題行動につながったり、下痢や食欲不振などの体調不良を引き起こす可能性もあります。
それだけに、私たちの行動でなくすことができるストレス要因は、できる限り取り除き、愛犬に心穏やかな暮らしを送らせてあげたいものです。