犬と仲良くなるには犬のことを知りましょう!
「犬が大好きなのに、なかなか仲良くなることが出来ない…」と感じたことがある方はいますか?犬が好きだからこそ、可愛いワンちゃんに出会うと、テンションが上がってしまい、犬が怖いと感じる行動をとってしまっているのかも…。
悪気はなかったとしても、犬がもともと持っている、気質や習性を無視して接してしまうと、怖がられて嫌われる可能性もあります。
犬と仲良くなるためには、まず犬のことをよく知ってから接すると良いかも。犬に怖がられる人に共通する特徴を確認していきましょう。
犬に怖がられてしまう人に必ず共通する5つの特徴
1.声が大きい
犬の聴力は非常に優れています。人間の聴力と比較すると約400倍ともいわれるほど。花火大会や雷などの大きな音は、私たち人間の耳に届くよりも大きく聞こえているのです。
大きな音に、敏感に反応し怖がってしまうのは聴力の良さも理由のひとつとなります。犬は基本的に大きな音が好きではありませんし苦手なのです。
全ての犬ではないものの、個体の性格によっては、大きな声に恐怖心を抱いてしまう子もいます。お散歩中の可愛い犬に出会った時、大きな声で「カワイイー!」と駆け寄ってしまっては、恐怖の対象になってしまいます。
ご家族の中でも、比較的、いつも大きな声で話す人には「威嚇されている…」と感じてしまい怖がっているかも。声のトーンを落として話しかけるようにしてみましょう。
2.感情的に話す人
犬は人の声の大きさだけでなく、話し方にも敏感な生き物です。私たち人間が無意識に発している声は、その時の感情や気分、体調などで左右されるもの。犬はその声に含まれる感情を敏感に察知することができるのです。
犬に対して、優しい言葉はかけるものの、なんとなくいつもイライラしてる、また嫌なことがあった時などに、感情的な話し方になってしまう人は、犬に怖がられて嫌われることがあります。
犬が安心できる好ましい話し方は、穏やかでゆったりとした話し方。優しい声の調子で話す人に居心地の良さを感じるようです。
3.しつこく接する人
犬が大好きだと、つい触ったり構ったりする時間が、長くなってしまうことはありませんか?「人見知りしない人間大好き!」な性格の子であれば、喜ぶかもしれませんが、それほど人と触れ合うことが好きではないワンちゃんも意外と多いのです。
そんな性格の子はしつこく触れ合おうとする人に対して、恐怖心を持ってしまう可能性も。
特に「あくび」や「息が荒くなる」などの、ストレスサインを出していることに気づかず、お構いなしに触ろうとしてしまうと怖がらせてしまう結果に繋がります。
4.すぐに頭を撫でようとする
信頼関係が築けているワンちゃんと飼い主さんの間柄であれば、問題ないことが多いですが、あまり慣れていない犬や、初めて出会った犬であれば、急に頭を撫でるのは好ましくない行為。
犬は視界に入らない頭上から、手が下りてくる「頭を撫でられる」という行為は好きではないのです。個体によってはもちろん怖がる子もいますし、怖くて怒り出す子もいるでしょう。
また犬は「予測できない急な動き」も怖がる傾向にあります。お散歩中に出会った、知らない犬に対して、可愛いからと急に頭を撫でようとするのは、怖がらせるだけでなく、驚いた犬が噛んでしまう危険性もあります。
5.作業服を着ている人
犬は作業服を着ている人を怖がってしまう傾向も強いよう。もちろん、着ている人自体は悪いことをしているわけではないですが、「作業服」という、あまり見慣れない服装に警戒してしまうワンちゃんが多いようです。
作業服を着ているということは、基本的にみなさんお仕事中のはず。配達員の方であれば、作業服にプラスして動きが俊敏であること、また工事現場の方であれば、大きな見た目と音が出る、見慣れない工具などを持っていて、さらに恐怖心が高まってしまう可能性も。
「作業服=怖い」とインプットされているワンちゃんもいるようです。
まとめ
犬が「怖い」と感じてしまうのは、ちょっと可哀想ですよね。穏やかな話し方と、ゆっくりとした行動で接すると、ワンちゃんは安心してくれる子が多いでしょう。
また、犬は待ってくれる人を好む傾向にあります。犬のほうから興味を持って、近づいてくるのを待てる人が好きなよう。ゆっくりと時間をかけてコミュニケーションがとれると、怖がらせなくてすむようです。