散歩で突然走り出す犬の心理
1. エネルギーを発散したい
室内での行動が制限されている犬の場合、運動不足になりがちです。グルグル回りながらしっぽを追いかけ、ひとりで遊んでいる行動が見られたら、過度なストレスを抱えている合図かもしれません。
犬の散歩は「運動不足の解消」「脳の活性化」に効果があります。気分転換に外の空気を吸って、ストレス・エネルギーを思いきり発散したくなることがあるのです。どことなく人間と似ていますね!
2. ウンチがしたい
散歩に出た瞬間、犬が猛ダッシュする光景を見たことはありませんか?これは、トイレに行きたいアピールであることが多いです。
便意で興奮が高まり、安心して排泄できる場所を探そうとして思わず走り出してしまうようです。排泄後もおしりに違和感が残っていると、しばらくソワソワしています。
3. 気になるものを見つけた
外の世界には、鳥や虫など普段見慣れない生き物たちがたくさん暮らしています。何か動くものを発見すると、犬は本能的に獲物と認識し、追いかける習性があります。生き物のみならず、ヒラヒラ舞い散る葉っぱや花びらの動きにも同様に興味を示すことがあります。
散歩の満足度チェック
適切な運動量が確保できているかどうかの判断材料として、散歩時間や距離があります。年齢や体格によっても違いがありますし、数値だけでは分からないこともあるため、散歩が十分かどうかは、家に帰ってからの犬の様子をよく観察してみましょう。
ウトウトとお昼寝をしているようであれば、しっかり体を動かして満足できている証拠です。逆に、散歩後でも元気に遊びを要求してくるようなら、まだ元気があり余っていると考えられます。もう少し散歩時間を長めに変えてみても良いかもしれないですね。
雨の日の散歩 豆知識
雨の日の散歩は必要?
雨の日の散歩は必要か否か、基本的には行かなくても問題ありません。しかし、日頃外でしか排泄しない犬もいるかと思います。
そのような場合、家の中ではトイレを我慢してしまうため、外に行かざるを得ないのではないでしょうか。散歩後のケアで、皮膚病や肉球のダメージから守りましょう。
犬にレインコートを着せるべき?
レインコートを着るのが苦手な犬は、割と多くいるようです。雨や泥はねを防ぎ、見た目も可愛いので、飼い主としては着せたくなる気持ちも分かります。
ですが、シャカシャカ鳴る音を嫌がったり、着心地が悪くプレッシャーに感じることがあります。犬が不快な気持ちになっていないかを重要視した上で、着せるかどうか判断してあげて下さい。
水たまりの水、飲んじゃダメ!
散歩中、水たまりを気にして、水に入って遊んだり、水を飲みたがる犬もいるのではないでしょうか。
一見ただの雨水のように思えるかもしれませんが、水たまりには車のオイルや下水等が流れ込んでいる可能性があり、水を飲むのは非常に危険です。犬にとって有害であり、感染症にかかるリスクも孕んでいます。
まとめ
散歩中の犬の行動心理、いかがでしたでしょうか。犬が突然狂ったように走り出す行動のことを「犬走り」とも呼んだりします。柴犬に多いそうですが、我が家のチワワも突如犬走りが始まるときがあるので、あまり犬種に偏りはないのかもしれませんね。
ちなみに、雨の日の散歩は飼い主も大変なので、家と外、どちらであっても排泄ができるよう、予めしつけておけるとベストです。