声を大にして:犬は使い捨てのモノじゃない!
通報・発見
公園に居ついたシェパードの保護依頼を受けて、ロスアンジェルスの保護団体HOPE FOR PAWS が出動です。
早速犬を発見しました。
首輪をしていますが、名札はなく、捨てられたようです。
この公園には時々、犬などのペットが捨てられるのです。そう、捨てる人にとってはまさに「不用品」の「ゴミ捨て場」なんですね。
…そう書いてみて、頭がクラクラしそうです。
保護
そういえば、シェパードと聞いていたけれど、全然違いました。笑
犬は飢えていたので、食べ物を見せるとすぐに寄ってきてくれました。
手で触れると少し戸惑ったような仕草を見せますが、それでも逃げずにとどまってくれて、首輪の金具にリードを装着できました。体はノミだらけだったそうですよ。
リードで誘導すると、ついて歩いてくれます。
かつて、こうして散歩したこともあったのでしょうね…。
もう1匹
この子をケージに入れて車で病院に向かっていると、別の犬の保護依頼が舞い込んできました。
このまま直接、次の保護現場に向かいます。忙しい…。
ベニヤ板やトタン板のフェンスに立てかけた古いマットレスの下の隙間に隠れているそうです。
出てきた!
ブルテリアのようですね。
幸い、この子も空腹で、食べ物につられて保護メンバーになついてくれたので、布リードを首回りにかけることができました。
ケージに入れて、「チャイナ」と名付けました。先ほどの黒犬「ダブリン」と一緒に、病院へ向かいます。
ケア
まずはダブリンを洗います。
体毛が濡れてぺったりすると、やせ細っている状態がよくわかります。
チャイナは顔や首まわりに小さな傷が無数にあります。顔にシャワーが当たっても我慢しているチャイナです。
体がきれいになったところで、チャイナの口の中をチェック。
歯を失っていました。くちびるも切れた跡が見えます。
何か壮絶な過去があったのかもしれないですね…。でもチャイナ、今はもう、安全ですよ。
シャワーの後、チャイナと同室で過ごすダブリンは、「僕を見て!」と言うように吠えました。
落ち着いてきて、性格が表れてきたのはよい傾向です。尻尾もほら、元気に上を向いて揺れていますよ。
それから
チャイナはその後、農地のような広大な土地で運営されている一時預かり施設に引き取られました。
乾燥した大地で大男がバギーを運転してきますが、そのひざの上にちょこんと座っているのは、ゴーグルをかけたチャイナ!
何だか…妙に様になっているような…。
チャイナは実は、耳が聞こえないことが判明したのですが、元気に暮らしています。
一方のダブリンも、別の一時預かり施設で元気!元気!です。
2匹とも、動画制作の時点で里親さんを募集中。今頃はきっと、それぞれ素敵な家庭の一員になっているのかな。
2匹の犬の保護とその後の様子を、動画でご覧ください!
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws - Official Rescue Channel
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