痩せ細った保護犬。栄養失調の原因は珍しい病気の対策をしなかったせい

痩せ細った保護犬。栄養失調の原因は珍しい病気の対策をしなかったせい

保護された犬を診察すると、栄養失調で衰弱していました。それは単に食べ物を与えられなかったからだけではないかもしれません。ある珍しい病気がみつかり、その対策を怠ったのかもしれないのです。

お気に入り登録

水平状態で食べられない

病院で検査

「パッチ」が病院に連れて来られた時、体重は10キロに満たず、肋骨が浮いている栄養失調の状態でした。

上から見ると、こんな感じでした。

それに加えて、問題は…

病気

パッチが「巨大食道症」を患っていたことです。

食道が拡張して筋肉が上手く働かず、犬の通常の姿勢、つまり水平状態で、食べ物や水を胃まで運べなくなる病気です。

入らないので勢いよく吐き出してしまい、それが肺に入るなどの事故につながる可能性があるそうです。

対策

そこで必要なのが、このような道具。体を垂直に立てて、重力で食べ物や水を胃に落とし込むのです。

食べ物をもらうのを上目遣いで待っているパッチ。

保護団体RSPCAは、パッチの飼い主を探し出しました。

彼らは動物愛護法違反により起訴されたそうです。その厳しさ、日本にも適用してほしいです!

そのかたわら、パッチはRSPCAの運営する施設で健康を回復してゆきました。

その後

嬉しいことに、パッチに里親さんが見つかりました!すでに何頭も保護犬を引き取っている家庭です。

アジリティ(犬の障害物競走)にも挑戦しているよう。

先天性の巨大食道症は適切な道具の使用や食習慣で対策すれば、元気に過ごせる犬も多くいます。とてもハッピーになったパッチを、動画でご覧ください。

※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
 掲載YouTubeチャンネル:RSPCA UK

RSPCA UK

▼ 公式サイトはこちら
https://www.rspca.org.uk/

▼ 各種SNSも要チェック!
Facebook
Instagram
Twitter

はてな
Pocket
この記事を読んだあなたにおすすめ
合わせて読みたい

あなたが知っている情報をぜひ教えてください!

※他の飼い主さんの参考になるよう、この記事のテーマに沿った書き込みをお願いいたします。

年齢を選択
性別を選択
写真を付ける
書き込みに関する注意点
この書き込み機能は「他の犬の飼い主さんの為にもなる情報や体験談等をみんなで共有し、犬と人の生活をより豊かにしていく」ために作られた機能です。従って、下記の内容にあたる悪質と捉えられる文章を投稿した際は、投稿の削除や該当する箇所の削除、又はブロック処理をさせていただきます。予めご了承の上、節度ある書き込みをお願い致します。

・過度と捉えられる批判的な書き込み
・誹謗中傷にあたる過度な書き込み
・ライター個人を誹謗中傷するような書き込み
・荒らし行為
・宣伝行為
・その他悪質と捉えられる全ての行為

※android版アプリは画像の投稿に対応しておりません。