『長生きする犬』の特徴4選!犬種や生活の質で寿命が変わるって本当?

『長生きする犬』の特徴4選!犬種や生活の質で寿命が変わるって本当?

一般的に、犬の平均寿命は14歳前後と言われています。しかし、世界を見ると、驚くほど長生きしている犬も存在しています。では、長生きする犬には、どのような共通点があるのでしょうか。今回は長生きする犬の特徴を紹介していきます。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

世界一の長寿犬!ギネス記録は29歳5ヵ月

草原を走るオーストラリアンキャトルドッグ

世界には、多くの長寿犬がいます。犬の平均的な寿命は10~14歳と言われていますが、その年齢を遥かに超えた長寿犬は、日本国内でも多く見かけます。

世界を見渡してみると、ギネス記録に認定されている世界一の長寿犬は、なんと29歳5ヵ月と、平均寿命を半分以上、上回っているのです!これは驚きですよね。こちらはオーストラリアで暮らしていた、『オーストラリアン・キャトル・ドッグ』のブルーイという名前の犬です。

しかし、2019年、公式な記録としては残されていないものの、同じオーストラリアに住む『オーストラリアン・ケルピー』のマギーという犬が、推定30歳を超えているものと考えられています。

このように、実際に記録には残っていないけれど、長生きした犬も存在するため、もしかすると、世界にはもっと長生きしている犬が存在しているのかもしれません。

犬種や生活で寿命は変わる?『長生きする犬』の特徴

芝生に立つゴールデンレトリーバー

こんなに長生きする犬がいるのならば、愛犬にもできるだけ長く生きてほしい…。飼い主であれば多くの人がそう願いますよね。では、長生きする犬にはどのような共通点があるのでしょうか。ここでは、長生きする犬の特徴を紹介していきます。

1:5~10kgの小型犬

伏せているイタリアングレーハウンド

まず、犬種で見ると、小型犬、中型犬、大型犬の中では、小型犬が長生きする傾向にあります。これには、いくつかの理由が関係しているのではと考えられています。

1つは、成長スピードです。犬は、体が大きければ大きいほど、体の成長スピードが早いです。シニア入りの目安を見るだけでも、小型犬のシニア入りが平均して10歳であるのに対し、大型犬は7歳でシニア入りする犬もいるなど、その成長スピードには大きな差があります。

そしてもう1つは、足腰への負担です。体が大きければ大きいほど、どうしても足腰への負担が大きくなりがちです。それにより、早くに足を怪我しやすくなったり、痛みを発症したりすることで、徐々に歩く速度や距離が減速、減少しやすくなります。

歩くことが困難になってしまうと、脳の活性化にも悪影響を与えるので、認知症になりやすく、寿命を縮めやすくなる場合があるとも言われています。

2:年齢に合った食事を摂取している

飼い主の持つドッグフードが入った器を見つめる犬

犬が長生きするためには、飼い主による健康管理も大きく影響しています。その1つが、ドッグフード選びです。意外にも「食べなくなってしまうかも」という心配から、ドッグフードを一生涯変えなかったという飼い主もいますが、年齢ごとに必要なカロリーや栄養成分のバランスが異なりますので、年齢に合った食事を与えることは大切です。

例えば、子犬期と呼ばれる1歳までの犬であれば、体を形成し、著しく成長する時期なので、カロリーの高いドッグフードを選ぶ必要があります。しかし、1歳を過ぎても高カロリーなドッグフードを与えていると、カロリー摂取過多となり、肥満の原因となります。肥満になってしまうと、様々な病気を引き起こしたり、怪我をしやすくなったりと、多くの弊害をもたらします。

そのため、1歳を過ぎた成犬期に入ったら、早めに通常のドッグフードに切り替えましょう。このとき、選ぶポイントは、良質なたんぱく質(動物性たんぱく質)が豊富に含まれているか、また脂肪分は少なめであるかを基準に選ぶことで、肥満体質を回避できます。

他にもアレルギー持ちの犬であれば、アレルゲンの入っていないドッグフードを摂取するべきなので、かかりつけの獣医に相談し、最適なドッグフードを紹介してもらうと良いでしょう。

シニア期と呼ばれる時期に入ってくると、良質なたんぱく質が豊富に入っていることに加え、消化吸収の良いドッグフードが推奨されます。愛犬の様子を見て、徐々にドライフードから、ウェットフードに移行させることも検討しましょう。

3:適切な運動を行っている

飼い主と散歩を楽しむ犬

それぞれの犬に合った、適切な運動を日常的に行うことも長寿の重要なポイントです。基本的に、小型犬の散歩は「1日1回15分程度」、中型犬は「1日2回30分以上」、大型犬は「1日2回1時間以上」と示されることが多いです。

しかし、同じ小型犬、中型犬、大型犬の分類であっても、犬種によって運動量は異なります。例えば、小型犬であっても『ジャックラッセルテリア』は運動量を多く必要とします。そのため、1日2回30分~1時間程度と中型犬と同じくらいの運動量が適しています。

また、年齢も考慮するべきです。子犬やシニア犬であれば、健康な成犬期ほど歩いてしまうと、かえって運動のし過ぎとなり、体に負担をかける恐れもあります。愛犬の年齢や散歩時の様子などを見て、愛犬に適切な運動を行いましょう。

外での散歩だけでなく、家の中でおもちゃを使うなどし、軽い運動をさせることも大切ですよ。歳をとったことを理由に全く運動させないのは、かえって寿命を縮めてしまいます。

4:毎日しっかりコミュニケーションをとっている

男性に抱き寄せられて見つめるボーダーコリー

人間が長生きする上で、他者とのコミュニケーションは非常に重要な役割を担っています。大切な人たちと関わりを多く持つことで、幸せホルモンや脳が活性化するなど、精神衛生上、良い効果が期待できるからです。

これは犬にも同じことが言えます。犬も飼い主と多く触れ合い、コミュニケーションを取ることで、幸せを感じることができ、ストレス軽減にも繋がります。ストレスは、寿命にも大きく関係してくるので、長寿にはとても重要なポイントとなります。

社交性の高い犬であれば、飼い主以外と関わる機会を持つこともおすすめします。散歩を他の犬と遭遇できる確率が高い時間帯に変更したり、ドッグランに連れていったりと、多くの人や犬とコミュニケーションを取ることで、気持ちが明るくなり、生きる活力に繋がります。

しかし、あまりにも飼い主と一緒に居すぎて依存してしまうと、かえってストレスに繋がることがあります。これが最近問題視されている『分離不安』です。この絶妙なバランスをたもちながら、毎日しっかり愛犬と向き合うことが大切です。

まとめ

芝生の上で楽しそうに遊ぶジャックラッセルテリア

いかがでしたでしょうか。長生きする犬は、基本的なことを当たり前のように毎日継続し、ストレスを最大限に軽減し、楽しく充実した毎日を送っている犬が多いです。飼い主側が愛犬の本質を見極め、愛犬にとってどのような過ごし方が最適なのかを探し続けてあげることが大事なのかもしれません。

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