いつ見ても寝てるけど大丈夫?犬の『平均睡眠時間』は何時間?

いつ見ても寝てるけど大丈夫?犬の『平均睡眠時間』は何時間?

犬は私たち人間よりもたくさん眠るといわれています。よく眠る愛犬の姿を見て心配になる人はいると思いますが、基本的に犬の世界では普通のこととなるので心配はいらないといえるでしょう。では、一体犬は毎日どれくらい睡眠をとっているのでしょうか。今回は犬の睡眠時間についてお伝えします。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

犬の平均時間はどのくらい?

眠る子犬

犬は人間よりもたくさん眠る

愛犬の様子を見るといつも眠ってばかりいる。そう感じる飼い主はたくさんいると思います。なかには「もしかして体調が悪いのかな?」と不安になる飼い主もいるのではないでしょうか?普段活発に動き回っているのにもかかわらず珍しくずっと眠っている。そういった場合は、体調不良になっていたり病気を発症している可能性があるので気にしてあげる必要があるといえるでしょう。

しかし、いつもたくさん眠っていて起きているときは元気。そういった場合は基本的に必要な睡眠をとっているだけとなるので安心してください。

では、犬は毎日どのくらい睡眠をとっているのかといいますと、一日に10時間~18時間ほど眠るといわれています。人間と比べてみると……なんと!約2倍の睡眠をとっていることになり、一日の半分ほどは眠っているのです。

ですので、いつ見ても寝ている。そう感じてしまうのも無理はありません。ちなみに犬の一日の平均睡眠時間は年齢によって大まかに分けることができるそうですよ。

子犬の平均睡眠時間

子犬の一日の平均睡眠時間は、約15~18時間ほどだといわれています。なぜこれほどたくさん睡眠時間が多いのかといいますと……、子犬の頃は好奇心によって色々動き回ったり加減せずに力を使ったりするので体力が消耗しやすく、体力を回復させるために多くの睡眠が必要となるからです。その他にも頭をいっぱい使って色々なことを学ぶので、疲れた脳を癒すために眠る時間が増えるそうですよ。

成犬の平均睡眠時間

成犬の一日当たりの睡眠時間は10時間~15時間ほどになります。子犬の頃に様々なことを学んできた成犬は力の抜き加減ができるようになったりある程度落ち着いた性格になるので、大人になった体に体力を温存しやすく、結果として眠る時間が短くなる傾向にあるそうです。ちなみに成犬でも運動が大好きな犬や頭をよく使う犬は体や脳のエネルギーを沢山使うので、心身の疲れをとるためによく眠ることが多いみたいですよ。

シニア犬の平均睡眠時間

シニア犬(7歳~)の一日の平均睡眠時間は15~18時間ほどになるそうです。理由としては、高齢による体の衰えによって疲れやすくなるからです。私たち人間は歳をとる毎に疲れやすくなったり体の機能が衰えて動きが鈍くなってしまいますが、犬にも同じことがいえるのです。疲れた体を癒すには休息(睡眠)が必要となりますので、年齢を重ねて体が疲れやすくなるごとに睡眠時間も増えていくことになります。

私の愛犬(小型犬)は現在10歳なのですが、若い頃と比べると睡眠時間が3時間ほど増えたように感じます。またノンビリ動くようになり明らかに体力が衰えているなと思うことが多くなりました。このように犬は高齢になるにつれて体が衰えていき、疲れやすくなった体を癒すために睡眠時間を多くとるようになっていくのです。

犬種や体の大きさよっても睡眠時間が変わる

ソファで眠る犬

犬の平均睡眠時間は年齢によって大まかに分けることができるのですが、それ以外にも犬種や体の大きさによっても睡眠時間(体力を回復させる時間)が変わるそうです。

例えば、大型犬は体の小さい犬と比べると体を動かすときにエネルギーをたくさん使うので睡眠時間が多くなる傾向にあるそうです。また、狩猟犬や牧羊犬として活躍してきた犬種は、人間が活動していた時間に合わせながら仕事をしていたので睡眠時間が短い傾向にあるのだとか。

また、近年では昔と比べると人間と犬の関係性はより密接になっているので、犬が人間の生活リズムの影響を受けやすく睡眠時間が通常よりも短くなったり、長くなったりすることも珍しくないそうですよ。

犬がたくさん眠る理由

眠る犬

眠りが浅い時間が多い

犬は消耗した体力や疲れを癒すためにたくさん眠る必要がありますが、「なぜ犬はそんなに眠らないと疲れを取ることができないの?」と感じた人はいるかと思います。どうして犬は人間よりもたくさん眠らなければいけないのかといいますと、人間と比べると犬は『眠りが浅い時間が多い』からです。

例えば、私たち人間は眠っているときに『浅い眠り(レム睡眠)』と『深い眠り(ノンレム睡眠)』の2種類の睡眠を90分ごとに切り替えているといわれています。

しかし、犬はこの2つの睡眠の割合が人間と違っていて『浅い眠り』が多くて『深い眠り』が少なく、切り替わる周期も短いそうです。その結果、深い眠りを多くとるためにはどうしてもたくさん眠る必要があるのです。

実際に何かの物音がするとすぐに愛犬が起きる。そんな経験を持つ飼い主はたくさんいることと思います。こういった犬の行動は眠りが浅いことでおこる現象といえます。ちなみに犬が浅く眠る時間が多いのは、大昔に過酷な自然の中で狩ったり狩られたりしながら生きてきた犬の防衛本能であり当時の名残りであるといえるでしょう。

まとめ

気持ちよさそうに眠る犬

犬は人間と睡眠の取り方が異なるので人間よりもたくさん眠る必要があります。犬の平均睡眠時間は10~18時間となるので、基本的にはよく眠っていても問題ないといえるでしょう。しかし、いつもより多く眠るようになったと感じたときは体に異変が起きている可能性がありますので、念のためなるべく早く病院に連れて行って診てもらうことをおススメします。

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