インターネットを開くたびに保護犬ヘルプのお手伝い
犬が大好きという人なら、自分の愛犬以外の犬たちも幸せであってほしいと考える人は多いかと思います。とはいえ、保護団体などへの寄附やボランティアもできる範囲には限りがあるし、何か毎日少しずつでも犬のためになることができないものか?と考えている人にぴったりなブラウザアプリが開発されたというニュースです。
ブラウザを開くたびに、保護施設にいる保護犬たちのためにフードが寄附されるという仕組みなのだそうです。これはアメリカでの話なのですが、保護動物を支援するのにこういう方法もあるという参考になるかと思います。では、その内容をご紹介していきます。
保護犬ヘルプのブラウザの仕組みとは?
このブラウザはGoogleクロムのエクステンション(webブラウザに特定の機能を追加するためのプログラム)のひとつで、無料でインストールすることができます。このプログラムは、犬のためのトリーツやおもちゃなどのグッズの売り上げの一部をシェルターの犬のためのフードの寄附に充てていた、ペット用品通販のサイトiHeart Dogsとのパートナーシップで開発されました。
ブラウザを開いたときに現れる広告からの収入の一部が、iHeart Dogsと共有されます。iHeart Dogsはブラウザ閲覧から得た広告収入を、人道的活動の非営利団体を通じてシェルターの犬たちのフード購入のために寄附します。
犬好きな利用者にとって嬉しいカスタマイズ仕様
さて、このブラウザですが新しいタブを開くたびにスクリーンいっぱいに可愛い犬が登場するという、犬好きにはたまらないデザインになっています。さらに、出てくる犬の犬種を12種類の候補の中から指定することもできます。また自分自身の愛犬の写真など、自分でアップロードした画像を使うことも可能です。
残念ながら、今のところこのエクステンションが使えるのはパソコン上だけで、スマホやタブレットなど、モバイル機器での利用はできません。利用人口の多さを考えると、これは今後の大きな課題と言えそうですね。また、アンインストールもいつでも簡単にできます。
まとめ
パソコンでブラウザを開くたびに、そこから得られる広告収入の一部がシェルターの保護犬のフード代として寄附されるという、新しく開発されたアプリをご紹介しました。
このような活動を通じて、実際にお金や物品がシェルターの動物たちに届けられるのは、言うまでもなく素晴らしいことです。それだけでなく、自分の行動がたとえ少しずつでも保護動物の役に立っているという意識は、とても大きな意味のあることです。
このようなアプリを使うことで、今までよりも保護犬の存在を意識するようになる人もいるでしょう。また、ある人は犬を取り巻く社会の環境に目が行くようになるかもしれません。ブラウザを開くたびに行われる寄附の一つ一つが小さいものであるのと同じように、人々の意識の変化も一回一回は小さなものですが「意識に上る」というのがとても大切な点です。
犬のことも、社会のことも、知ろうとする人や意識する人が増えることが変化へのきっかけになります。そんなことを考えさせてくれるアプリ開発のニュースでした。
《参考URL》
https://chrome.google.com/webstore/detail/iheartdogs/iafeapfdipgbbjpmaljpjfchnocdkkng